米コロラド州のワニ農場で今月22日、餌を与えようとしたスタッフが、ワニに急襲される瞬間が捉えられた。スタッフは危機一髪で難を逃れたものの、同農場が当時の動画をFacebookに投稿したところ大きな反響があった。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

コロラド州アラモサ郡モスカのワニ農場「コロラド・ゲーター・ファーム(Colorado Gator Farm)」で22日、スタッフのチャドさん(Chad)が餌やり中、体長3.6メートル、体重272キロ超(600ポンド)のワニ(アリゲーター)に急襲された。

チャドさんはすんでのところで危機を回避したが、当時の様子はカメラが捉え、同農場のFacebookに投稿されて注目された。

チャドさんは当時、両手で七面鳥(丸鶏)の脚を持ち、水辺に裸足で立っていたそうで、ワニの“エルヴィス(Elvis)”が水中からゆっくりと近づいていったという。

投稿された動画は、エルヴィスが七面鳥に食らいついた直後、岸に上がろうとしたチャドさんが足を滑らせ、体勢を崩す様子を捉えたもので、多くの来園客が見守っていた。

エルヴィスはこの瞬間、七面鳥が口からこぼれ落ちてしまったようで、目の前で仰向けのまま後ずさりするチャドさんに向かって突進していく。

チャドさんはなんとか逃げ切ったものの、タイミングが悪ければ脚を食われていた可能性もあり、動画には次のようなコメントが寄せられた。

「彼が襲われる瞬間、ちょうどあの場に居合わせた一人。動画を見て、また飛び上がってしまったよ。彼はラッキーだったね。」
「こんな農場は閉鎖されるべき。ワニは自然に戻すべき。」
「体重270キロ超のワニに近づいて、手で持った七面鳥を与えるなんて! 投げ入れればいいことだろう?」
「危険すぎる!」
「冷や冷やしたけど、無事でよかった。」
「この後の動画を見せて!」
「フロリダ州なら分かるけどなぜコロラド州にワニ農場なの?」

なお同農場はその後、Facebookに別の動画を投稿し、近くにいたスタッフが介入しチャドさんが無傷だったこと、エルヴィスには改めて七面鳥を与えたことを報告し、「教育的な実演が、ほんの一瞬で危機的状態に陥るんだからクレイジーだよ」と言葉を添えた。

ちなみに英ニュースメディア『The Mirror』によると、この農場は1977年に設立され、約300頭のアメリカアリゲーターをはじめ、クロコダイル、カメなどを飼育しているという。来園客は動物たちと触れたり、写真を撮ったりすることができるため家族連れに人気とのことだ。

画像は『Colorado Gator Farm 2023年7月26日付Facebook「Elvis tries to eat Chad legs」、2023年7月25日付Facebook「If you all want to see the rest of the clip let us know.」』『New York Post 2023年7月29日付「Worker narrowly escapes being bitten by 600-pound alligator named Elvis during feeding time」(Colorado Gator Farm)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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