お風呂場で気になりやすいのがカビ汚れです。油断するとあっという間に繁殖する黒カビ汚れは、清潔感を損なう原因になってしまうでしょう。

カビ汚れにはカビ専用のハイターを使ってお掃除するのがおすすめです。より効果を高めるためのお掃除術を、花王の公式Instagramアカウント「暮らしとお掃除【花王公式】」(kurashi_osouji_jp)の投稿から紹介します。

しつこい汚れもちょっとしたコツですっきり

お風呂のカビ汚れといえば、タイルの目地やコーキング剤に発生しがちです。スプレータイプのカビ取り剤をプッシュしてお掃除しても、「なかなかすっきり除去できない…」と感じてしまうことも。花王の公式アカウントは、こうした状況を改善する方法を紹介しています。

用意するものは、花王の「強力カビハイター」とティッシュペーパーです。

カビ汚れが気になる部分に、まずは強力カビハイターを吹き付けましょう。続いて、汚れをおおうようにティッシュペーパーをかぶせます。その上からもう一度、強力カビハイターを吹き付けてください。

そのままの状態で15~30分ほど放置します。ティッシュペーパーを取り外すと、しつこいカビ汚れがきれいに落ちています。シャワーでしっかりと洗い流したらお掃除は完了です。

ティッシュペーパーを使うとカビ取り効果が高まる理由は、液剤が汚れの上に留まりやすいから。カビの根っこにまでしっかりと浸透することで、ゴシゴシとこすらなくても気になる汚れを除去できるでしょう。

シャワーホースにもカビが発生しやすいですが、強力カビハイターとティッシュペーパーの組み合わせなら、細かな部分にもしっかりと対応できます。ティッシュペーパーをホースに巻き付けるようにして、同様にお掃除してみてください。

安全なお掃除のために入念な準備を

強力カビハイターを使ってお掃除する時には、安全のために事前準備をしっかりと行いましょう。

まずは浴室を換気します。窓を開けるのがベストですが、ない場合は換気扇を「強」モードで回しましょう。手にはビニール手袋、目にはゴーグル、口元にはマスクを装着すると安心です。液剤が飛んでも大丈夫なように、長袖長ズボンで作業してください。

強力カビハイターはいわゆる「塩素系カビ取り剤」で、酸性の製品と混ぜ合わせると有毒ガスを発生します。必ず単独で使い、掃除後は十分に洗い流すようにしてください。

エコ掃除が浸透している今、お風呂場の水垢汚れ対策に「酢」や「クエン酸」を用いる人も増えていますが、これらは酸性の性質を持っています。必ず、日を改めて別々に使うようにしてください。

浴室のカビ汚れを掃除するのが「正直面倒…」と感じている人も多いのではないでしょうか。便利なアイテムを賢く活用すれば、しつこい汚れもするんと落とせる可能性があります。花王公式アカウントの情報も、ぜひ参考にしてみてください。

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[文・構成/grape編集部]

出典
kurashi_osouji_jp
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