本日8月1日は「麻雀の日」。麻雀牌の「牌(はい=8・1)」の語呂合わせから、全国麻雀業組合総連合会が制定し、日本記念日協会に認定されている。芸能界では、俳優の萩原聖人が大の麻雀好きとして古くから知られ、2018年からはプロ雀士としてチーム対抗戦のプロリーグMリーグ」に「TEAM RAIDEN/雷電」の一員として参戦している。そんな萩原だけでなく、麻雀好きが高じてプロ雀士の資格を取得したタレントは何人もいる。今回は、麻雀プロ主要5団体に所属する「実は麻雀プロの芸能人」を紹介したい。

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中田花奈

 最近の麻雀界で最もホットだった話題は、アイドルグループ・乃木坂46の元メンバー、中田花奈の「Mリーグ」入りだろう。2011年に乃木坂46第1期生としてデビューした中田は、2020年10月にグループを卒業後、2021年3月に日本プロ麻雀連盟のプロテストに正規合格し、現在同団体のリーグ戦に参戦中。また、雀荘カフェ経営者としての顔も持つ。そんな中田を6月に開催された「Mリーグ2023-24シーズン」ドラフト会議において、新たに参戦する新チーム「BEAST Japanext」が4巡目で指名。乃木坂46のみならず、アイドル出身としても初のMリーガー誕生にファンが沸いた。この秋開幕する2023-24シーズン、中田がMの舞台でどんな活躍を見せるのか注目だ。

アンジャッシュ 児嶋一哉

 「児嶋だよ!」のツッコミで知られるお笑いコンビ・アンジャッシュ児嶋一哉。麻雀番組『THEわれめDEポン』(現在はフジテレビONE)の常連だが、実は今から20年前の2003年、日本プロ麻雀協会(以下協会)に入会し、プロ資格を取得しており、プロ雀士歴としては萩原や中田よりはるかに長い。自身のサイト「こじまーじゃん」では、古くから現在「Mリーグ」で活躍中のプロ雀士たちとの対談記事などを掲載している。現在は、自身の公式YouTubeチャンネル「児嶋だよ!」で定期的にオンライン麻雀ゲーム「雀魂」の配信動画もアップし、好評を博している。

椿彩奈

 自叙伝『わたし、男子校出身です。』(ポプラ社)でも知られるモデル、タレントの椿彩奈は実は2021年8月、自身のツイッターで協会のプロ試験に合格し、麻雀プロになったことを報告している。プロ雀士としてさまざまな大会に出場しているほか、先日放送された「Mリーグ」番外編と言える「ABEMA」オリジナル対局企画「Mトーナメント2023」で実況を務めるなど、競技麻雀界に深く関わっている。

プロとの対局で“ダブル役満”決めた80年代トップアイドルも!

■ 浅香唯

 80年代に『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』(フジテレビ系)に出演したほか、トップアイドルとしても活躍した浅香唯。父親と共通の趣味として始めた麻雀歴は30年以上に及び、2022年8月には協会でプロ資格も取得している。浅香と言えば、プロになる直前の同年6月、「Mリーグ」の「渋谷ABEMAS」所属の多井隆晴、「U-NEXT Pirates」所属の小林剛ら名だたるプロたちを相手とする麻雀対局において、「小四喜」と「字一色」という2種類の役満を同時に仕上げる「ダブル役満」を決めた。実力だけでなく運も多分に必要なダブル役満を、プロ相手の配信の対局で決めるあたり、浅香のスター性がいかんなく発揮されたシーンだった。



■ 田口淳之介

 アイドルグループ・KAT-TUNの元メンバー・田口淳之介は、グループ脱退後の2022年3月に協会のプロテストに合格し、プロ雀士デビューを果たしている。現在はタレント活動やYouTuber活動をするかたわら、昇級を目指して地道に自団体のリーグ戦に参戦している。いずれは「Mリーグ」入りを目指していることも公言している。

■ プラス・マイナス 兼光タカシ

 『ドラゴンボール』のフリーザをはじめとする数々のものまねレパートリーで知られるお笑いコンビ、プラス・マイナスの兼光タカシ。2022年に協会のプロ試験に合格し、プロ雀士になった。この時期に一般女性と結婚することも決まっており、開設した自身の麻雀専門YouTubeチャンネル「かねみっ雀ネル」でプロ雀士デビューと結婚を“ダブルサプライズ発表”すると、相方の岩橋良昌も「分けて言えよ!」と動揺していた。現在は「かねみっ雀ネル」にて「雀魂」の対局配信を継続的に行っている。

中田花奈  クランクイン!