今年5月、靭帯断裂の大ケガから復帰を果たした横浜F・マリノス宮市亮

昨年10月の日本代表戦で負傷した際には現役引退も考えたと明かしている。その宮市の復帰までを撮影したドキュメンタリーをマリノスが公開した。

これまでも靭帯断裂を経験していた宮市は医師にやめようと思いますと伝えるなど引退しかけていたそう。

それでも復帰を目指すことにした理由について、今年1月時点でこう話していた。

「本当に色々な要素があります。

(2022年)7月30日に鹿島戦でチームがしてくれたこと、サポーターがしてくれたことっていうのは僕を引き留めてくれた要因ですし。あのシーンを思い返すとすぐに涙ぐんじゃうんだけど…。

あれこそチームスポーツだなっていうか、ピッチ外でひとりの選手を救ってくれたじゃないですけど、確実に僕は救われましたし、本当に最後つなぎとめてくれたところです。

正直、妻は僕を15歳の時から知っていて、つらい時期しか経験してきてない。松葉杖をついて帰ってくる姿を何回も見せているし、苦しんでいる姿も家のなかで見ているし。

すごく僕の体のことを考えて、将来のことも考えて、もう歩けなくなっちゃうんじゃないかみたいな。そういうのも思って、やめてもいいんじゃないかみたいな。

ただ、それでも僕の意見を常に応援してくれているし。もちろん、そういう存在(妻)もやめなかったひとつの大きな理由ですし、やっぱり子供たち。

自分が父になったところで、別に僕は言葉でなんかするとかじゃないですけど、彼らが将来大人になった時に親父ってあきらめてこなかったなみたいな、そういう姿勢を子供たちに伝えたいなっていう思いもあったので。

サッカー選手としてパフォーマンスが出せなくなった時がやめる時かなって思うので、まだまだ僕にやれることはあるだろうし…」

チームやサポーター、そして、妻や子供たちなど家族への思いなどから復帰を決意していたようだ。

【関連記事】10代で父になった7人のスター選手

今回は手術から練習復帰までの前編となっており、後編の公開も待ちたい。

「妻は僕を15歳の時から知っていて、つらい時期しか経験してきてない」宮市亮が明かしていた愛妻への思い