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今日も西日本の内陸部や日本海側の地域を中心に、体温超えの危険な暑さとなりました。7月27日に、今年の国内最高気温39.8℃を記録した大阪府枚方市では39℃まで気温が上がり、今日全国で最も気温が高くなりました。また、大津では38.5℃を記録し、観測史上1位を更新しました。

大津で観測史上1位 京都では81年ぶりの記録も

今日は大阪府枚方市が全国で最も暑くなったほか、滋賀県大津市では38.5℃まで気温が上がり、先月26日に記録したばかりの観測史上1位の記録を更新しました。鳥取県鳥取市では、7月22日から猛暑日が継続し、今日で11日連続となっています。

また、昨日7月31日までに、京都府京都市では11日連続の猛暑日となっていましたが、7月下旬の全日が猛暑日となるのは、1942年以来81年ぶりのことです。ちなみに、京都市猛暑日連続記録は同年に記録した19日が最長で、この先8月8日まで猛暑日が継続すれば、記録に並ぶことになります。

暑さのゴール見えず 広い範囲で35℃以上の猛暑日続く

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この先も近畿や中国地方、四国、九州の日本海側を中心に、35℃以上の猛暑日が続くでしょう。梅雨明けしてから、ほぼ休みなく連日厳しい暑さ、寝苦しい夜に見舞われています。少なくとも向こう一週間は同様の暑さが継続し、体にこたえそうです。

決して無理をせず、晴れる日は炎天下や日中の外出は控え、昼夜を問わず意識的に水分補給をおこないましょう。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

枚方でまた39℃ 大津で観測史上1位 西日本は暑さ抜け出せず 熱中症に厳重警戒を