『「繊細さん」の本』など(シリーズ累計85万部突破)で繊細さんの第一人者となったHSP専門カウンセラー・武田友紀氏と、テレビなどのマスメディアでおなじみの精神科医・名越康文氏の対談書籍、『これって本当に「繊細さん」? と思ったら読む本 HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る』が日東書院本社(辰巳出版グループ)より8月1日に発売いたしました。

「やっぱり、私が『繊細さん』だから傷つきやすいんでしょうか」

「職場で、相手の機嫌がすごく気になります。これは気質だから、もう仕方ないんですよね?」

「耳栓や眼鏡など、HSP向けに紹介されていた方法を試しました。少しはラクになったけど、やっぱりしんどい。これ以上どうすればいいんでしょう?」

「後天的に『繊細さん』になることはあるんでしょうか? 私は正直、親のせいで繊細さんになったと感じているんです」

この本は、こうした疑問に答えるための本です。

多彩な心に触れてきた二人の対談を通じて、HSPの性質と混同されやすいトラウマ症状について、理解が深まっていくはずです。

  • 「はじめに」より(武田友紀)

繊細さんへのカウンセリングでトラウマを扱うことが増え、疑問が浮かびました。

――繊細さんはトラウマを受けやすい、ということがあるのだろうか?

――先輩の臨床家は︑繊細さんとトラウマの関係をどう考えておられるのだろう。

疑問をぶつけたい。見解を聞いてみたい。そう渇望していた折、名越先生にお目にかかる機会がありました。私がHSPについてお話ししたところ、名越先生はこうおっしゃいました。

「HSPの話を聞いて、昔、友人が言っていたことを思い出しました。戦時中に大砲が鳴っても、セミは気づかずに鳴き続けているんやと。そう聞いて僕は、セミと人間とでは聞こえる周波数がちがうんやなと思ったんです。HSPって、そういうことですよね?」

名越先生の言葉にゾワッと総毛立ちました。HSPの本質を―ただ感じる範囲がちがうということを――これほどピタリととらえる方がいる。私から名越先生に、ぜひ対談できないかとお願いしたことが、本書のはじまりとなりました。

  • 二人の会話のなかには、生きづらさをなくすヒントがたくさんつまっています

「もうわけわからへんのです!」と言っても良いんですよね。(中略)自分の常識や生き方の埒外にある言葉って、それこそ誰かの援助がないと、外から扉をノックしてもらわないと気づかない。(名越)

「これがイヤだった」とわかるだけでもモヤモヤは晴れますし、何がイヤだったのかを把握することで、同じ目に遭わないように対策を考えることもできます。(武田)

第1章◎繊細さんとは? 

HSPを知ったきっかけ/繊細さんの素敵なところ/繊細さんの4つの性質/HSPのカウンセリングはどんなことをするの?/繊細さんが自分らしく生きるには/自分がHSPかどうかを知る方法/◆HSPセルフテスト/◆HSPの4つの性質/(DOES)/◆HSPをめぐる様々な研究

第2章◎繊細さんとトラウマの関係は? 

トラウマとは何か? 動物が生き延びる仕組み/トラウマについて(武田)/遺伝と環境の両方が、現在の感受性に影響する/トラウマの解消につながるソマティック・エクスペリエンシング(R)/「繊細さん」に見えない繊細さん/『鬼滅の刃』から考えるトラウマ・解離/休職時代の診療/『星の王子さま』に見る世界とのつながり方/心の報酬を得て、会社員時代よりも元気に 

第3章◎繊細さんとトラウマの見分け方

身体の緊張を解きほぐすバーチャルツアー/東洋的な瞑想と西洋的な瞑想/ポリヴェーガル理論とタッチセラピー/自分の「好き」がわからない人へ(武田)/協働調整と感応技法 

パーツアプローチ/感覚の出どころは自分? それとも相手?/心理学は決して高邁な学問ではない 

第4章◎トラウマを抱えたままどう生きていくか 

トラウマ治療は必要性な分だけ取り組もう/トラウマ治療を終えるタイミングの例/他者とつながる経験が心を支える/心のつながりを感じる共同体感覚/「相性」という視点を取り入れる/トラウマを抱えたままどう生きるか

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名越康文

近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪精神医療センター)にて、精神科緊急救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。著書に『「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント』(宝島社)、『SOLOTIME~ひとりぼっちこそが最強の生存戦略である』(夜間飛行)『【新版】自分を支える心の技法』(小学館新書)『驚く力』(夜間飛行)ほか多数。「THE BIRDIC BAND」のヴォーカル・作詞/作曲者として音楽活動をするほか、完全会員制動画チャンネル「名越康文TVシークレットトーク」も運営中。

●「精神科医・名越康文の研究室 Dr.Nakoshi's Laboratory」:http://nakoshiyasufumi.net/

●「名越康文TVシークレットトーク」:https://yakan-hiko.com/meeting/nakoshitv/

武田友紀

HSP専門カウンセラー、公認心理師。自身もHSPである。九州大学工学部機械航空工学科卒。大手メーカーで研究開発に従事後、カウンセラーとして独立。HSPが感性を活かし、のびのびと生きることを大切にしたカウンセリングとHSP向け適職診断が評判を呼び、日本全国から相談者が訪れる。著書に60万部を突破したベストセラー『「繊細さん」の本』(飛鳥新社)、『「繊細さん」の幸せリスト』 (ダイヤモンド社)などの“繊細さんシリーズ”がある。ラジオやテレビに出演する他、講演会も開催し、HSPの認知度向上に努める。

●「繊細の森」:https://sensaisan.jp/

  • 商品概要

書籍:これって本当に「繊細さん」? と思ったら読む本 HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る
著者:名越康文、武田友紀
定価:1,540円(本体1,400円+税)
体裁:四六判/240ページ
ISBN: 978-4-528-02382-6
発売日:2023年8月1日
発行: 日東書院本社(辰巳出版グループ)

https://tg-net.co.jp/

配信元企業:辰巳出版株式会社

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