株式会社小学館集英社プロダクションは、全国の未就学~小学生の子どもをもつ男女209名を対象に、お子さんの教育に関するアンケート調査を実施しました(※1)。

全国で共働き家庭は約7割を占め(※2)、18歳未満の児童のいる世帯のうち82.6%が核家族世帯(※3)である現代、子育て世代は時間貧困や教育資金の不足といった問題に直面しており、祖父母のサポートが期待されています。

そんななか、子育て世代は祖父母(自分の親・義親)のどんなところにジェネレーションギャップを感じているのか調査しました。

※1<アンケート調査概要>

表題題:「お子さんの教育に関するアンケート」

調査対象:未就学~小学生のお子さんをもつ方

調査方法:インターネット調査

調査期間:2023年6月16日6月18日

有効回答数:209

調査エリア:全国

※2
日本全国における共働き家庭は68.8%
厚生労働省発表:令和3年版「厚生労働白書」より)

※3

厚生労働省発表:2021(令和3)年「国民生活基礎調査」より

育児やお子さんの教育において祖父母とジェネレーションギャップを感じることはありますか?

育児や子どもの教育という観点で祖父母とジェネレーションギャップを感じることはあるかどうかについては、

「ある(56.0%)」「ない(44.0%)」という結果となりました。

半数以上がジェネレーションギャップを感じることがあるようです。

どんなところに祖父母とのジェネレーションギャップを感じますか?

具体的にどんなところにジェネレーションギャップを感じるかについては、以下の結果となりました。

1位:祖父母は「育児家事=母親メイン」と考えている

2位:祖父母よりも親世代(回答者様世代)のほうが父母で協力して育児をしていると感じる

3位:祖父母と違って共働きなので子どもと向き合える時間が少ないと感じる

4位:祖父母のほうが学歴を重視している

5位:祖父母世代の育児のほうが金銭的に余裕があったように感じる

同率5位:祖父母のほうが地域や近所との繋がり・かかわりが強いと感じる

7位:親世代(回答者様世代)のほうが学歴を重視している

8位:祖父母は保育園よりも幼稚園に行かせたがる

1位、2位については、共働き世帯の増加がおおいに反映された結果といえそうです。

祖父母世代はまだまだ「男性は仕事、女性は家庭」という考え方が主流の世代であるため、共働き家庭が多数を占める子育て世代とはギャップが生まれているのでしょう。

3位、5位については、共働き世帯の増加にともなう時間貧困や、賃金上昇を伴わない物価高騰という社会情勢に翻弄されている、子育て世代の苦しさがみてとれます。

その他、自由回答として以下の声もありました。

「抱き癖がつく。指しゃぶりは良くない。などと言ってくる」

「昔は~とかそんな事なかったとか、育児に何かと昔の事を話してくる」

「自分のときは成績に口うるさく罵られたが孫のときは自分のことを棚にあげて口うるさく罵る私を怒ってくる」

「障害児に理解が足りない」

  • 祖父母にしてもらいたいサポートは、1位:「金銭的な援助をしてほしい」

お子さんの教育や習い事、生活面について、祖父母にどんなサポートをしてほしいと思いますか?

祖父母にしてもらいたいサポート1位は「金銭的な援助」、2位は「親の不在時に子どもを預かってほし
い」、3位「子どもと遊んでほしい」という結果となりました。

82.6%が核家族世帯であるため、子どもと遊んでもらう・送迎をしてもらう・家事を手伝ってもらう等の直接的な生活面のサポートを受けることが難しく、であればせめて金銭面でサポートしてもらいたいと願う割合が高くなっているのかもしれません。

自由回答では、

「会って遊んでくれるだけで子どもも祖父母も嬉しいと思うのでそれだけで十分。」

という声もありました。

  • 祖父母に気を遣ってしまうことや気になることは、1位:「特にない」

お子さんの教育や習い事について祖父母と話をするときに、気を遣ってしまうことや気になることはどんなことですか?

子どもの教育や習い事について祖父母と話をするときに、気を遣ってしまうことや気になることは何か聞いたところ、以下の結果となりました。

1位:気を遣ってしまうことや気になることは特にない

2位:費用を出してほしいが、伝え方が難しい

3位:経済状況を心配されたり、確認されたりする気がする

4位:昔と今では学習方法やトレンドが異なるのに、安易にアドバイスされているように感じる

5位:祖父母にお説教されているように感じる

6位:祖父母のほうが学歴重視と感じる

1位は「特にない」でしたが、2位、3位には親の金銭面・経済状況に関することがランクインしています。

安易にアドバイスされているように感じたりお説教されているように感じてしまったりと、祖父母からのアドバイスをネガティブに受け止めてしまう親も一定数みられるようです。

その他、自由回答として以下の声もありました。

「共働きなので、祖父母に習い事の送迎に行って欲しいと考えるが、親同士の繋がりや情報収集などを考えると親が行ける土日の習い事にしたほうが良いのかなどを考える」

「祖父母共に多趣味なので、子どもの習い事のために時間を割いてもらうとなると申し訳ない気持ちがある」

「自分の給料や、貯金をあてにされているので話したくない」

  • 調査を終えて

今回調査を終えて、半数以上の親が祖父母(自分の親・義親)にジェネレーションギャップを感じていることがわかりました。

共働き世帯の増加や核家族世帯の増加により、祖父母世代と子育て世代とでは、子育ての風景(子どもと向き合える時間や金銭面の余裕、育児にかかわるメンバーや人数など)が異なっていることが大きく影響して、ジェネレーションギャップに繋がっているといえそうです。

共働き世帯の増加による時間貧困に加え、教育資金の不足にも悩む子育て世代。

祖⽗母からの費用援助を望む声が多い一方で、ジェネレーションギャップを感じることが一因となり、祖父母に気を遣ってしまったり伝え方が難しく悩んでしまったりしている姿も浮かび上がってきました。

子どもを豊かに育み、育児と仕事の両立を図るには、親世代が祖⽗母世代と良い関係性を築き、それぞれに合った無理のない形で祖⽗母に協力を仰いでいくことが、重要と言えるでしょう。

◆小学館のお孫さん向け教育サービス

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配信元企業:株式会社小学館集英社プロダクション

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