アメリカのカンザス州にある農家の畑一面を埋め尽くしたのは、美しく咲き誇った無数のひまわの花だ。
最愛の妻と結婚50周年を迎えるにあたって、忘れられない特別な贈り物をしたいと考えた夫が、妻に内緒で120万本のひまわりの種を畑に撒いたのだ。
大好きなひまわりの花が一面に咲く畑を見た妻は、「これほど完璧な贈り物はない」と、夫からのプライスレスなサプライズに感動した。
Kansas farmer plants 1.2M sunflowers as 50th anniversary gift for wife
カンザス州プラット郡に住む農家のリー・ウィルソンさんは、8月10日に最愛の妻レネーさんと結婚50周年という記念すべき日を迎える。日本でいうところの金婚式だ。
それに先立って、なにか特別な贈り物をしたいと考えたリーさんは、とっておきのロマンチックなサプライズを思い付いた。
所有する東京ドーム約7個分の80エーカーの広大な畑に、レネーさんが大好きなヒマワリを植えることにしたのだ。
リーさんは、5月中に息子の助けを借りて、レネーさんには内緒でヒマワリの種を細心の注意を払って蒔いた。
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やがて、鮮やかなヒマワリの花が畑一面に咲いた。その数およそ120万本だ。
プライスレスなサプライズにレネーさん大喜び
リーさんによると、レネーさんとの出会いは高校時代にさかのぼり、互いに一目惚れだったという。
私たちが出会ったのは高校の時でした。レネーは、16歳になるまでデートを許されなかったので、私は彼女の16歳の誕生日に電話してデートに誘い、その時から交際が始まりました。
最初のデートは、ローラースケートパーティーでした。
以来、2人は人生をずっと一緒に歩んできた。
結婚記念日の贈り物として、ひまわり畑のサプライズを受けたレネーさんは、心から喜んだ。
とても特別な気分になりました。 ひまわり畑ほど完璧な記念日の贈り物はありませんでした。(レネーさん)
カンザス州は、その景観全体に野生のヒマワリが豊富に生育しているため、「ヒマワリの州」とも呼ばれている。
今年は、州内の多くの人々が満開のひまわりを見ようと、リーさんの畑にも集まったそうだ。
リーさん自身もこのサプライズ企画は楽しんだようだが、1回でじゅうぶんだと笑っている。
ヒマワリが大好きな妻のために、素敵な記念日のサプライズをしたリーさんの妻への愛はまさにプライスレスだ。
この1件がメディアで伝えられると、リーさんとレネーさん夫妻には、「なんて美しいんだろう。レネーさんはとても愛されているんだね」「とても素敵。50周年の結婚記念日おめでとう!」といった感動と祝福のメッセージが、多くの人から寄せられた。
ちなみに、ヒマワリの季節は短く、満開の美しい姿を見せられるのはあと10日~14日間ほどだということだ。
References:Pratt farmer plants 80 acres of sunflowers for wife of 50 years/ written by Scarlet / edited by parumo
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