たばこポイ捨てがない社会の実現に向けて、投票型喫煙所「ASK THE TOBACCO」を運営している株式会社 コソド(本社:東京都千代田区、代表取締役:山下悟郎)は、岡山市の協力を得ながら市内高校生と協力して 投票型喫煙所「ASK THE TOBACCO」を活用した実証実験を開始しました。

ASK THE TOBACCO』について

ASK THE TOBACCOは、灰皿に「人生に大事なのは金か、愛か」といった、誰しもが悩む究極の2択の設問を記載した「投票型灰皿」を設置した喫煙所です。楽しみながらたばこポイ捨てを減らすことを目的とし、行動経済学(ナッジ)に基づいた喫煙者が能動的に吸い殻を捨てたくなる仕組みが特長です。これまで当社は全国の自治体、商店会、デベロッパー、学生などと協働して設置し、街の美化に貢献してまいりました。

この度、岡山市内の高校生による「投票型喫煙所を活用して、岡山市たばこポイ捨て問題を解決したい」という思いに賛同し、投票型喫煙所「ASK THE TOBACCO」を市内の西川緑道公園に実証実験用として無償提供いたしました。本プロジェクトは岡山市にも賛同いただいており、行政とも連携して進めてまいります。

岡山後楽館高等学校 生徒のコメント

私たちの高校傍の西川沿いにある東屋に設置されている灰皿は劣化が激しく、たばこの吸い殻がこぼれ落ちており、毎日の登下校でこの状況を目にして非常に悲しく感じていました。そこで、岡山市民の憩いの場である緑豊かな西川の景観を守るための第一歩として喫煙者の方々に灰皿の使用を意識してもらうことが大切であると考えました。

「総合的な探究の時間」の授業で対策を模索する中、思わず参加したくなるような「投票式」の吸い殻入れを採用している自治体があることを知り、岡山市でも導入できないかと思い市に相談しました。喫煙を禁止したり、規制を厳しくしたりしていく方向ではなく、路上喫煙や吸い殻のポイ捨てをしないなど、個々の意識を改革していけるような提案ができればと考えています。また、喫煙を禁止されている年代の私たちがこのような取り組みをすることで、喫煙者である大人のみなさんがたばこのマナーについて考えるきっかけをつくることができればと思っています。

岡山市からのコメント

環境美化は、私たち一人ひとりが意識し、行動しなければ解決しない問題です。喫煙マナーが守られることで、私たちの住む街がより美しく、より住みやすくなります。今回、岡山後楽館高等学校の生徒たちは、ごみ拾い活動を一歩進め、若者の発想でポイ捨てを減らす取組みにチャレンジしたいと岡山市へ企画を持ち込んでくれました。このチャレンジは、多くの人に環境美化や分煙の大切さについて考えるきっかけを与えてくれると思います。岡山市としても、市民がその魅力を自信を持って国内外に発信でき、一人ひとりが夢や希望を実現できるよう後押しする、人が輝く都市づくりを進めてまいります。

株式会社コソド 代表取締役CEO 山下悟郎のコメント

ASK THE TOBACCO」は、吸い殻の責任ある処理を促すだけでなく、環境に優しい習慣を促すために、行動経済学に基づいて設計したソリューションです。今回、岡山市内の高校生から連絡をいただき、彼らの思いに共感して協力する流れとなりました。よりクリーンで環境に優しい明日を形作る上で、未来のリーダーたちや行政と連携することは、今後の社会開発と地域福祉に対する貢献になり、街や人にとっても明るい未来を築く鍵になるのではないでしょうか。この活動を第一歩として、今後も美しい街づくりに協力していければと考えております。

実証実験の風景

実証実験の概要

・実験内容:岡山市内の西川緑道公園内に投票型喫煙所を1台設置し、設置前後における周辺のポイ捨て本数を調査

・実施期間:8月1日8月31日

配信元企業:株式会社コソド

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