ワンダーウーマン」「ワイルド・スピード」シリーズのガル・ガドットが敏腕スパイを演じるNetflix映画『ハート・オブ・ストーン』(8月11日配信開始)。このたび、本作の日本版吹替声優に甲斐田裕子津田健次郎佐倉綾音が決定した。

【写真を見る】長年ガル・ガドットの吹替声優を務めてきた甲斐田裕子は本作のアクションシーンを絶賛

高い身体能力と天才的頭脳を誇り、イギリス諜報機関MI6と、世界平和のために活動する秘密組織チャーターの2つの組織に所属する超一流エージェント、レイチェル・ストーン(ガドット)を主人公とする本作。あるとき武装組織に仲間を殺されたストーンは、組織の目的が世界中のシステムを操作することができるテクノロジー、ハートであることを知る。スマートフォンから飛行機の操作まで、あらゆる機械にアクセスできるハート。世界崩壊の危機を防ぐため、レイチェルはハートを奪還するため敵組織の足取りを追う。しかし、その背景には予想を超えた事態と驚愕の黒幕が潜んでいたのだった。

今回、これまでもガドットの吹替声優を務めてきた甲斐田が、本作でもレイチェル役を務めることが明らかに。甲斐田は今回の役柄に関して「ダイアナとはまた違った、新たなレイチェル・ストーンというキャラクターが誕生しました。強さと正義感、人間的弱さと未熟さ。言葉にすると似てますが、いつもと一味違うガルの魅力が満載です」とコメント。また、アクションシーンに関して「前半で仲間を助けに戻った時の生身でのアクション。乗り物等を使ったアクションも盛り上がりますが、やっぱりガルのキレッキレの身のこなしを見てほしい」と熱弁した。

また、レイチェルの同僚で、誰にも言えない“秘密”を抱えるエージェントのパーカー役(ジェイミー・ドーナン)を津田、レイチェルとハートを巡るバトルを繰り広げる敵組織の一員、ケヤ役(アーリヤー・バット)を佐倉が演じることが発表された。津田は「雪山での追跡シーンがあるのですが、スピード感オリジナリティ溢れるアクションが満載で見応えのある映像になっています」と見どころを力説。佐倉は「本作のような迫力溢れる大規模なアクションを披露するキャラクターの役を実写吹替で演じるのは初めてだったので、とても新鮮な気持ちで臨みました」と告白している。

世界を揺るがす装置、ハートを巡るストーンの戦いの行方は?息をのむアクションと、スパイ映画ならではの心理戦や深い人間ドラマも描かれる本作に期待が高まる。

■<声優コメント>

甲斐田裕子(レイチェル・ストーン役)

Q.吹替を担当することについて

「今回もガルの吹き替えを担当できてとても嬉しいです!ダイアナとはまた違った、新たなレイチェル・ストーンというキャラクターが誕生しました。強さと正義感、人間的弱さと未熟さ。言葉にすると似てますが、いつもと一味違うガルの魅力が満載です。それを日本語でも再現できるよう、精一杯演じました。これからのストーンの成長と仲間達とのミッションを見守れるよう、シリーズ化期待してます!」

Q.アクションシーンの見どころ

「前半で仲間を助けに戻った時の生身でのアクション。乗り物等を使ったアクションも盛り上がりますが、やっぱりガルのキレッキレの身のこなしを見てほしい。その分吹替のチェックも大変だったので‼」

Q.ガル・ガドットの魅力

「ハッキリした美しい顔立ちと長い手足に目が行きがちですが、ご本人の声も大きな魅力の一つです。独特のハスキーな声はクセになります。吹き替えると聞こえなくなりますが、中に含まれている想いや情報は最大限表現しようと、いつも耳をそばだてて聞いています」

Q.過去の経験が活かされた部分

「色んなスパイFBI殺し屋などやってきました。その積み重ねでいまがありますが、同時に毎回新鮮な気持ちでその作品の意図や魅力を紐解きながらチェックし演じています。だから全編で活かしていますよ!あと今回、佐倉さんのキャラとの関係性も重要な部分でしたが、私は密かに『2人の過去にもこんなことがあったりして…』と、ふと思っていました」

津田健次郎(パーカー役)

Q.吹替を担当することについて

「またこうしてジェイミー・ドーナンさんの吹き替えをやらせて頂けることを嬉しく思います。彼が持っている影を纏った雰囲気はそのままに、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』や『ベルファスト』などとは違う魅力のある役なので新鮮に演じさせて頂きました」

Q.アクションシーンの見どころ

「雪山での追跡シーンがあるのですが、スピード感オリジナリティ溢れるアクションが満載で見応えのある映像になっています」

Q.演じる上で難しかったところ

「アクションやテンポの速いシーンと心情を描くシーンが入り乱れるなかで、色んな要素を同居させるのが難しかったですね。でもとても楽しかったです」

Q.アフレコ中に意識したこと

「オリジナルの音声が持つ躍動感を大切にしつつ、生きている言葉に出来るよう意識しました。パーカーの持つ魅力が伝わると良いなぁ」

佐倉綾音(ケヤ役)

Q.吹替を担当することについて

「『RRR』を観ており、意思のあるお芝居をされるとても素敵な役者さんだなと思っていたので、今回吹替を担当させていただけることになって本当に嬉しく思っています。本作のような迫力溢れる大規模なアクションを披露するキャラクターの役を実写吹替で演じるのは初めてだったので、とても新鮮な気持ちで臨みました」

Q.演じていて楽しかったポイント

「アクションシーンはもちろんですが、腹の探り合いや本心のぶつけ合いといった、三者三様の過去を持った人間同士の掛け合いシーンもとても楽しく演じさせて頂きました」

Q.演じる上で難しかったところ

「アクションシーンの俳優さんと呼吸を合わせて演じるシーンはいつもとても難しいなと感じています。ひとつ吸う場所がズレてしまうと、どんどん気持ちと息がズレ込んでしまうので、集中力と気力を同時に消耗するかもしれません」

Q.過去の経験が活かされた部分

「いつも様々な作品で様々な体験をした様々なキャラクターの人生について考えるので、演じる上でも日々を生きる上でも学びを頂く毎日です。その学びから、ケヤについて想像を巡らせて演じたので、私の礎にはいつも演じてきたキャラクターが必ずあるなと感じます」

文/鈴木レイヤ

『ハート・オブ・ストーン』日本版声優に甲斐田裕子、津田健次郎、佐倉綾音が決定/ [c]Netflix 映画『ハート・オブ・ストーン』8月11日(金)より独占配信