成功を収めたひとりの独身男性・バチェラーが、運命のパートナーを探す恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5が8月3日22時よりPrime Videoで配信される。今回、バチェラーを務めるのは、長谷川惠一。長谷川は『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版となる『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2(以下、『バチェロレッテ2』)にて、あと1歩のところで“真実の愛”に手が届かなかった男性だ。『バチェロレッテ2』の参加後、私生活では恋愛と向き合えていなかったという長谷川。今回の旅を通して、いったいどんな成長を遂げたのか。話を聞いた。

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■参加は自分のため、「しっかりと恋愛と向き合いたかった」

ーーバチェラーとしてのオファーがあった時の心境を教えてください。

『バチェロレッテ2』の終了後、仕事に集中していたこともあって、恋愛と向き合えていませんでした。なので、チャンスをもらえて嬉しかったです。ただ前回の旅を終えた後、この先、自分の運命の人を見つけられるのかわからなくなったというのもあって、不安な気持ちもありました。

ーー不安な気持ちもありつつ、参加を決めたのはなぜでしょう?

『バチェロレッテ2』の旅では、自分自身や愛について、たくさん向き合う時間があったと思います。その一方、前回の旅以降、結婚したいという気持ちはあるものの、恋愛をする機会を逃してきたんです。人の目が気になりすぎて、踏み込めなかった。だからこそ、今回、もう一度旅に出ることで自分と改めて向き合いたいと思い、 “自分のため”に参加することにしました。

■「恋愛を世界中から見られるのは怖い」からこそ、カッコつけても意味がない

ーー前回「バチェロレッテ2」ではプロバスケットボール選手として、今回の「バチェラー5」では起業家として参加されます。

そうですね。仕事面に関しては、去年の8月にジムを開設して、9月に起業しました。もともとバスケットボール選手と並行して、パーソナルトレーナーをやっていたのですが、いつか自分のジムを持ちたいという夢があって、それを実現させたんです。今はパーソナルトレーニングだけでなく、スポーツ選手のセカンドキャリアのサポートですとか、プロスポーツ選手のサポート、トレーニングもやっています。

ーーもうすぐで1年経ちますが、経営面は順調ですか?

自分では、まだ順調とは思えていないですね。まだまだやりたいこともありますし、目標としているところはもっと上なので。でも、スタッフや周りの経営者仲間の人にすごく恵まれていて、支えられているなと。感謝している日々です。

ーーバチェロレッテに参加し、その後バチェラーとなり、ジムを経営しているという意味では、4代目バチェラー黄さんと共通点も多いですね。参考にされた点はありますか?

共通点は確かにあると思うんですけど、黄さんは私とは全然違うタイプの方だと思います。それに歴代バチェラーを参考にしたところで、ありのままの自分でいかないと絶対にボロが出るなって思ったので、自然体で臨みました。20代のころは、女性にカッコいいところを見せたいと思っていたんですけど、それではうまく行きませんでしたからね。

ーー世界中からありのままの姿を見られることへの不安はありませんでしたか?

出るって決めた時点で腹を括りましたが、やっぱり怖いですよ。ただ、それ以上に最高のパートナーを見つけるチャンスだと思いました。だから、そこで自分を作ったり、かっこつけてる姿を見せるのは意味がないなと。視聴者の方のことも全く意識せず、ただ目の前にいる女性たちと真剣に向き合った旅でしたね。

■選ばない理由なんて本当は「ない」、嫌われる覚悟で臨んだ

ーーいざ、旅が始まって参加女性たちと対面した時の感想を教えてください。

想像以上に素敵な方たちが参加してくださったと思いました。初対面の時、ドレスアップしていたことも相まって、本当に美しい方が多かったなと。それに内面的にも、自分をしっかり持っている人たちが多くて、普段の生活ではなかなかないような出会いだと感謝しましたね。

ーー選ぶ側と、選ばれる側、どちらも経験したわけですが、どちらが大変でしたか?

「選ぶ側」の方が大変でした。お別れを伝えることで、相手の女性を傷つけてしまうこともありますからね。深く悲しませてしまうのは避けたいなと思いました。それに仲が深まってからのお別れは、僕自身も辛いものがありました。

ーーやはり「選ばない理由」を伝えるのが、大変だったんですね。

そもそも選ばない理由なんて「ない」んですよね。その人に何か選ばれない原因があるわけではなく、やむなくというパターンの方がほとんどだったので。それを伝えるのが難しいですし、しんどかったです。だからもう嫌われる覚悟で、後悔だけは絶対にしないようにと考えて意思決定しました。

ーー番組MCの指原さんが長谷川さんのことを「ある意味バチェラーっぽくない」と評されていました。最後に長谷川さん目線で「バチェラー5」の見どころを聞かせてください。

女性陣たちが、今までにないぐらい仲が良く団結しているのでその様子を楽しんでいただけたらと思います。確かに僕は今までのバチェラーの方達とはイメージが違うかもしれませんが、自分自身、長谷川惠一という男が本当に泥臭く、人間らしく1人1人の女性にぶつかっていってるんで、そこの成長過程と生きざまを見てほしいです。

5代目バチェラー・長谷川惠一 撮影=長田慶