3日(現地時間2日)、アメリカのシカゴにあるソルジャー・フィールドで国際親善試合のチェルシーvsドルトムントが行われ、1-1の引き分けに終わった。

今夏のプレシーズンマッチではここまで4試合を戦い、3勝1分けのチェルシーと、ここまで5連勝のドルトムントの一戦。互いに結果を残して来た中での対戦となった。

チェルシードルトムントともに前の試合から5人を変更。チェルシーは[4-2-3-1]のシステムで、新加入のジャクソンを1トップに2列目は左からエンクンク、チュクウェメカ、スターリングと並んだ。

対するドルトムントは[4-3-3]で臨み、ムココを中央に置き、右にマレン、左にアデイェミ、中盤はアンカーにエズジャンが入り、右にザビッツァー、左にロイスという形となった。

試合は立ち上がりからチェルシーペースで進むと、9分にそのチェルシーが決定機。エンクンクのパスをボックス手前左で受けたジャクソンがスルーパス。走り込んだエンクンクがボックス内で受けてリターンし、ジャクソンがボックス内からシュートもブロックされる。

12分にもチェルシービッグチャンス。右CKからのクロスをチアゴ・シウバがニアサイドでフリック。ファーサイドに走り込んだコルウィルが押し込みに行くが、枠を外してしまうミスショットとなる。

押し込んでいたチェルシーだったが、21分にアクシデント。エンクンクがヒザを痛めた模様でピッチに座り込む事態に。そのままプレーそのままプレー続行が不可能となり、ムドリクと交代する。

チェルシーが主導権を握る展開で進みながら、ドルトムントも何度かムココやロイス、ザビッツァーがボックス内に入っていくが、決定機までは作れず、低調なまま前半が終わる。

流れを変えたいドルトムントハーフタイムで3人を変更。マレン、アデイェミ、ザビッツァーに代えて、バンバ、アザール、ブラントを投入する。

チェルシーは52分にもチャンス。カウンターからスペースに出されたパスを受けたジャクソンがキープ。エズジャンに対応されるも、ボールをキープすると、そのままグラウンダーのkロス。ニアサイドエンソ・フェルナンデスが走り込むが、わずかに合わない。

対するドルトムントはカウンターからシュート。53分、アザールのパスを受けたバンバがボックス内右からシュート。しかし、これは枠を外れる。

すると今度はチェルシービッグチャンス。右サイドでパスを受けたスターリングがグラウンダーのアーリークロス。これをボックス内左でジャクソンが受けると、中央へ折り返し走り込んだチュクエメカがトラップからシュート。しかしベンセバイニにブロックされ、決定機を活かせない。

61分にはドルトムントが選手交代。ムココを下げてアラーを投入する。

それでもペースはチェルシーのまま。ムドリク、スターリングジャクソンと前線の3人が圧力をかけていくが、ゴールは遠い。

飲水タイムが明けた73分には、両チームが複数選手を交代。ドルトムントジャンなどを投入し、チェルシーククレジャやマートセンなどを投入した。

するとこの選手交代を生かしたのはドルトムント。79分にはビッグチャンスを迎え、ラインの裏に完全にブラントが抜け出したが、ボックス内に持ち込むもシュートは打てない。

それでもこれで得たCKからクロス。GKケパがパンチングでクリアするも、ボックス手前からバンバが低空ミドル。ボックス内でディフレクトすると、最後はヴォルフが蹴り込み、ワンチャンスを活かしたドルトムントが先制する。

押し込みながらもなかなかゴールを奪えなかったチェルシーだったが、89分についに実ることに。ボックス右からのムドリクがFKからクロスを入れると、ドルトムントがクリアミス。エンソ・フェルナンデスがヘディングで折り返すと、最後はバーストウがヘディングで押し込み、土壇場で追いつく。

結局そのまま試合は終了。1-1のドローに終わり、両チームのアメリカでのプレシーズンが終了した。

なお、チェルシーは来週末にプレミアリーグの開幕戦でリバプールと対戦。ドルトムントは、ドイツに戻ってアヤックスとプレシーズンマッチを戦い、12日にDFBポカール1回戦のショット・マインツ戦、19日にブンデスリーガ開幕戦でケルンと対戦する。

チェルシー 1-1 ドルトムント
チェルシー
メイソン・バーストウ(後45)
ドルトムント
マリウス・ヴォルフ(後35)