5月2日からストライキをしている全米脚本家組合(WGA)が、金曜日に全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と話し合いのテーブルに着くことがわかった。

AMPTPから申し出があったもの。ストライキに入る前に交渉が膠着して以来、両者は一度も話し合いをしてこなかった。ストライキが3か月目に入った今、ようやく少し希望が見えてきた形だ。

ただし、両者の間には、配信のレジデュアル(再使用料または印税)、AIの件などで大きな開きがある。

また、脚本家は、ひとつの作品に最低何人の脚本家を最低どれだけの期間雇わねばならないというルールを確立したがっているが、AMPTPはこの件にまるで取り合っていない。建設的な話し合いがなされるか注目される。

文=猿渡由紀