FIFA女子ワールドカップオーストラリアニュージーランド2023の決勝トーナメント1回戦を5日に控え、なでしこジャパン(日本女子代表)が練習を行った。

 クライストチャーチをベースキャンプ地として練習を重ねてきたなでしこジャパン。決勝トーナメント1回戦以降は試合会場都市で練習となるため、クライストチャーチでの練習は最終日となった。この日は冒頭15分が公開。7月18日の練習で左肩を痛め、スペイン戦まで出番のなかった浜野まいかも公開時間中は一緒にトレーニングをしている。一方で、2日の練習で左足を痛めた三宅史織は姿を見せず。別メニュー調整となった。

 キャンプ地は池田太監督を中心に選定。静かな環境を選んだというが、「試合を終えると帰ってきたというか、ホーム感があった。準備するにはすごくいい土地でした」(清水梨紗)というほど、選手たちにも好評だったクライストチャーチ。練習後には街の方や練習場のスタッフ、警備、ボランティアと記念撮影。チームからユニフォームと記念品が贈った一方、クライストチャーチの方々も子どもたちからのメッセージ、地元チームのユニフォーム、マオリ伝統の旅の安全や繁栄、強さなどを表す釣り針をモチーフとしたガラス製の記念品が贈呈されている。

 決勝トーナメント1回戦のノルウェー戦は5日20時(日本時間5日17時)キックオフとなり、NHK総合で生中継。ウェリントン・リージョナル・スタジアムで開催される。

クライストチャーチでの練習は最終日。練習後に現地の方と記念撮影 [写真]=須田康暉