食品などさまざまなものが値上げラッシュとなっている中、電力会社が「大幅黒字」と報じられたことに批判の声が集まる中、各社のSNSが“炎上状態”となっている。
■大手電力8社の「黒字報道」に怒り
ロシアによるウクライナ侵攻や円安などの影響で燃料価格が高騰したことを受け、大手電力各社では値上げを実施した。しかし燃料価格の上昇分を料金に転嫁できる上限に達したため、国に規制料金の引き上げを申請。今年6月には、電力大手10社のうち、中部、関西、九州を除く7社で15％から39％の値上げを実施した。
一部の報道によると、その後、燃料価格の下落などもあり、電気料金は値下がりの傾向にあるものの、大手電力8社が黒字に。東北電力では過去最高益の黒字決算となったという。
食品などの値上がりが相次いだことで、家計へのダメージに悲鳴が上がる中で、「電力各社が黒字」と報じられたことに対して、電力会社への怒りの声が上がった。
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■各社SNSにも不満爆発
さらに各社のツイッター（現・X）の公式アカウントを確認してみると、報道を知ったユーザーから続々と書き込みが。
コメント欄には「大黒字で儲かってウハウハなら値上げしなくてよかったですよね？」「むしろ値下げできたのでは？ 殺す気ですか？ 国民を」「売上黒字なら値上げやめてもらえます？ こっちは死活問題なんですよ？」「物価高や増税で国民はつらい生活を強いられていますよ」との訴えや不満を爆発させていた。
■「予想はできたけど」憤りも
一方でネット上では「予想はできたけどやっぱなぁって感じです。これだけ電気代上がれば黒字にもなるわな」と冷静な声や「大幅黒字なら電力会社は電気料金を下げて国民に還元せよ」「こういうとき、なんとかしろー！ って外国はデモとかするんちゃいます？」との声も。
熱中症の疑いで搬送される人も相次いでおり、「エアコン使わず亡くなる人もいるのに」「エアコンがあるのに未使用で死亡する人が後を絶たないんだぞ」「マジでふざけんな」と今やエアコンが命綱となっている状況ともあって声を荒げるユーザーが目立っている。
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