チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクが、プレシーズンマッチ最終戦で負傷交代となった。2日、クラブ公式サイトが伝えている。

 今夏ライプツィヒから2029年6月30日までとなる6年契約でチェルシーに加入したエンクンクは、プレシーズンマッチ初戦から出場し、4試合でチーム最多の3ゴールを記録するなど、新チームで快調なスタートを切っていた。

 しかし、プレミアリーグ開幕前最後の試合となった2日に行われたドルトムント戦(1-1のドロー)に先発出場すると、相手選手との接触の影響から左ひざ付近を負傷したことにより、22分に途中交代となった。

 今夏のプレシーズンマッチ5試合を無敗(3勝2分け)で終えた試合後、チェルシーマウリシオ・ポチェッティーノ監督はエンクンクの状態について「医師たちが彼の検査を行なっており、大きな問題にならないことを願っている」と心配していることを認めながら、次のように続けた。

「おそらくPKだったと思われる接触でひざに何かを感じたんだと思う。大きなものではないことを願っているよ。私たちは彼が早くチームに戻ってくることを期待している。彼を評価するには数日かかると思う」

 なお、ドルトムント戦が行われた『ソルジャー・フィールド』では先週末にエド・シーラン氏のコンサートが行われた影響でピッチ上は劣悪な環境となっていたが、ポチェッティーノ監督はコンディションの悪さを言い訳にはしないと語った。

「施設が別のスポーツに使われていたため、ピッチが完璧ではなかったから、私たちはある程度のリスクを冒した。でも、ケガの原因をピッチのせいにするつもりはない。私にとってそれは不運だった」

 アメリカでのプレシーズンの日程を終えたチェルシーは、13日にリヴァプールとのプレミアリーグ開幕戦を控えているが、果たしてエンクンクは出場できるのだろうか。

負傷交代となったエンクンク [写真]=Getty Images