そもそも営業してたときあったのか…。

「飛行士の皆さん、おはようございます」と投稿

イギリス海軍は2023年7月29日クイーン・エリザベス級航空母艦の2番艦である「プリンス・オブ・ウェールズ」の飛行甲板の整備が完了し“営業再開”したと発表しました。

プリンス・オブ・ウェールズ」は2023年7月21日に9か月に及ぶ修理と大幅な能力強化を受け、スコットランドのロサイスにある乾ドックから出てフォース川に入り、母港のポーツマスへの帰路についている途中です。

帰路の途中で7月29日、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の公式Twitterでは「飛行甲板が使用再開されました」と、ヘリコプターCH-47「チヌーク」が着艦する写真と一緒に投稿しました。

さらに7月31日には、飛行甲板の再開に際して、「飛行士の皆さん、おはようございます」「こちらあなたの空母です。シートベルトを締め、トレイテーブルを元の位置に戻し、着陸の準備をしてください。フライトデッキは営業中です」と、恐らく映画『トップガン マーヴェリック』でトム・クルーズ演じるマーヴェリックドッグファイトの訓練を部下たちに行うシーンのセリフをパロディ化した投稿をしています。

この投稿を受け、「あなたがポーツマスに到着するのを楽しみにしています。ぜひ母を連れて行きたいと思っています」や「ぜひ一度、ベルファスト湖の穏やかな海を訪れてみてはいかがでしょうか。ここ北アイルランドのファンは、あなたの栄光の姿を見たいと思っています」といったコメントが寄せられる一方、2022年8月にアメリカに演習へ向かう際、数キロ航行しただけで故障したこともあったということで「本当にポーツマスに着くのでしょうか?」とイジられていました。

※一部修正しました(8月3日22時00分)。

2022年8月の故障以前、ヘリなどを飛行甲板に搭載した状態の「プリンス・オブ・ウェールズ」(画像:イギリス国防省)。