日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)および株式会社ひらく(代表取締役:染谷 拓郎)が運営する本屋「文喫」は、2023年8月1日(火)より、企画展「『指先に文学を纏う』展 -京極夏彦-」を、文喫 六本木・文喫 福岡天神の両店舗にて入場無料で開催しています。

写真左:文喫 六本木、写真右:文喫 福岡天神

本展は、2023年にデビュー30周年を迎える京極夏彦氏の小説「百鬼夜行」シリーズの世界観を表現した羽根ペンネイルポリッシュを、文喫による独自の選書とともに展示販売するものです。

 ネイルポリッシュは台湾の文学ネイルブランド「et seq.(エセク)」と文喫がコラボレーションし開発した新商品で、7月20日(木)にオンラインストアで予約販売を開始したところ翌日には全色セットが完売、追加入荷分も数日のうちに完売するなど、大きな反響を呼んでいます。
※現在、企画展の両会場にて店頭販売を実施しています。オンライン販売に関しては、文喫 六本木・文喫 福岡天神のオンラインストアにて8月4日(金)より再入荷予約の受付を予定しています。
 なお、本展でのネイルポリッシュ販売が、8月21日(月)からの一般販売に先駆けた“世界最速”先行販売となります。また会場では、文喫と「et seq.」が手がけた「宮沢賢治」「太宰治」(いずれも全5色)のネイルシリーズの販売も行います。

京極夏彦百鬼夜行」シリーズの世界を、色・質感・ビジュアルで表現
 京極夏彦氏の「百鬼夜行」シリーズは、京極氏のデビュー作『姑獲鳥の夏』から連なる代表作の一つで、「et seq.」の生まれた台湾でも人気の高い作品です。また、同シリーズの最新作にして17年ぶりの書き下ろし長編となる『鵼の碑』(講談社)が2023年9月14日(木)に発売されることが発表され、ますます盛り上がりをみせています。
 今回の羽根ペンネイルポリッシュ制作にあたってモチーフに選んだのは、『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』の5作品。文喫のブックディレクターが5作品すべてをあらためて丁寧に読み込み、作品のタイトルになっている妖怪の逸話や芸術作品を紐解きながら色のイメージを構築。そのうえで印象的なシーンや台詞を吟味し、ネイルに落とし込みました。流砂やマグネット、石目など、色だけでなくポリッシュの質感にもこだわり、作品に漂う妖しさを表現しています。

 なお、文喫とet seq.はこれまでにも「宮沢賢治」「太宰治」のネイルシリーズを制作してきましたが、現代作家の作品をモチーフにしたものは今回が初めてです。


■商品詳細

(画像左から)『姑獲鳥の夏』(カラー:紅の八潮)、『魍魎の匣』(カラー:柴染)、『狂骨の夢』(カラー:金色)、『鉄鼠の檻』(カラー:鉄御納戸)、『絡新婦の理』(カラー:滅紫)

価格:単品1,580円、『鉄鼠の檻』(マグネットスティック付き)のみ1,680円/ 5本セット8,000円(いずれも税込)
先行販売:2023年8月1日(火)より「文喫 六本木」「文喫 福岡天神」店頭およびオンラインストアにて販売
一般発売:2023年8月21日(月)予定
オンラインストア:「文喫 六本木」https://libropb.stores.jp/
        「文喫 福岡天神https://bunkitsu-tenjin.stores.jp/
※オンラインストアにて購入の場合は別途送料がかかります。

■商品パッケージやビジュアルなど細部にもこだわり
 羽根ペンで文章を記すように、指先に文学を纏うことのできる「et seq.」の文学ネイルは、羽根ペンをかたどったブラシ、インク瓶のようなボトルなどデザイン性の高さも人気の理由です。さらにパッケージ内には、栞をデザインしたカードが入っています。
 「et seq.」と文喫が手掛けた京極夏彦百鬼夜行」シリーズでは、パッケージに記す「言葉」にもこだわりました。作品を象徴する印象的なフレーズから、京極作品をまだ手に取ったことがない人もその世界観に誘われ、作品の持つ美学を纏いたくなるような「言葉」を添えています。さらに、作品を想起させる「鏡」や「妖怪」をモチーフにしたビジュアルを栞にデザインし、すみずみまで楽しめて、飾っても美しいネイルポリッシュに仕上げました。
 全5色セットを購入すると、重厚な本のようなギフトボックスも付いてきます。


■「『指先に文学を纏う』展 -京極夏彦-」で作品世界にどっぷり浸る

 「『指先に文学を纏う』展 -京極夏彦-」は8月1日(火)より、文喫 六本木は9月17日(日)まで、また文喫 福岡天神8月31日(木)まで、いずれも入場無料の「展示室」で開催します。
 本展では、「百鬼夜行」シリーズのネイル制作にあたって文喫と「et seq.」が膨らませた作品の世界観を、言葉やビジュアル、鍵となるアイテムなどを用いて空間で表現しています。作中で起きる事件や、人々の思惑と情念の絡まり、前後不覚に陥るような独特の読み口。小説の魅力と、指先に文学を纏う愉しみを、ぜひ体感してみてください。

■店舗情報
文喫 六本木 https://bunkitsu.jp/
 所在地:〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビルディング1F
 営業時間:9:00~20:00(不定休)
文喫 福岡天神 https://bunkitsu-tenjin.jp/
 所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-5-35 岩田屋本店本館7F
 営業時間:10:00~20:00(不定休)

京極夏彦氏プロフィール
京極夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年生まれ。北海道小樽市出身。1994年姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門受賞。その他数々の賞を受賞。日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。
https://osawa-office.co.jp/write/kyogoku.html

■「百鬼夜行」シリーズ
 “この世には不思議なことなど何もないのだよ――”古本屋にして陰陽師の京極堂が、憑物を落とし事件を解きほぐす推理小説シリーズ。


シリーズ最新作『鵼の碑
単行本3,600円・講談社ノベルス2,200円(いずれも税別)
2023年9月14日(木)講談社より発売
殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れする公安の影。発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す“化け物の幽霊”を祓えるか。

■「et seq.」紹介
台湾のデザイナーによる、文学をテーマにした羽根ペンネイルブランド(会社名:25TOGO DESIGN STUDIO/趣作創意股份有限公司)。ブランド名の「et seq.」(エ セク)とは、英文文書でよく使われる「以下参照」の略称。羽根ペンをかたどったブラシ、インク瓶のようなボトルなどの印象的なデザインには、「数々の名文を書き記した道具を通してアイデンティティを探そう。過去の文学から「参照」して、色を端書きに変える。自分の姿を知って、自分の色と共鳴し合おう。」というコンセプトが込められている。

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社 プラットフォーム創造事業本部 担当:林、三上
TEL. 03-3233-4802
E-mail:商品について hayashi_i@nippan.co.jp(林)
文喫での販売・展示について mikami_k@nippan.co.jp(三上)

配信元企業:日本出版販売株式会社

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