阪神甲子園球場

東京ヤクルトスワローズ荒木大輔氏が、自身のYouTubeで夏の全国高校野球甲子園大会の改革を訴えた。

【動画】荒木大輔氏と松本秀夫アナが甲子園大会をトーク


■荒木氏と松本アナがトーク

ニッポン放送の松本秀夫アナウンサーと荒木氏が屋外で高校野球についてトークをした今回の動画。

松本アナが「今、外で撮影をしているじゃないですか。まだお昼前なんですが、かなり暑い。高校野球がはたして炎天下でプレーボールすることの是非。やっぱり言われますよね?」と質問した。


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■現在の甲子園は「かなり苦しい」

自身も早稲田実業のエースとして活躍した荒木氏は「そうですね。第1試合、第2試合まではがんばってもらいたいというのはありますけども、お昼から夕方はかなりの熱で、本当に40℃近くのグラウンドのうえで、彼らはパフォーマンスを出さなければいけない」と指摘する。

続けて「かなりきついというより、苦しいと思う」と話す。松本アナが「荒木さんが経験されていたときと、地球の環境条件が変わっている」とコメントすると、荒木氏は「倍以上に暑さがあるので、考えなければいけない」と語った。


■昼の試合はなし?

松本アナは「政府をはじめ、天気予報のメディアやニュースでも『外での運動は控えましょう、不要不急の外出は控えて』と呼びかけているなかで、球児たちが暑いなかでやるのは大丈夫なんだろうかと」と指摘する。

すると荒木氏は「大丈夫か、大丈夫じゃないかと言われてしまうと、大丈夫じゃないということになりますよね。解決策って、ぱっと浮かぶのは、昼間はなしにするというぐらいですね」と話す。

話を聞いた松本アナが「ナイターだけにする?」と質問すると「ナイターだけだとスケジュールが難しいので、午前中はがんばってもらわなければいけない。朝を早めれば午前中に2試合できると思うので、2試合。真ん中を抜いて夕方以降、多少緩くなったときにもう2試合」と提案した。

■プロ野球にも協力要請を提案

荒木氏は「思い浮かんだ考えなので、そんな簡単に決められてもという意見もわかるんですけれど、それが一番思い浮かぶ策」とコメント。松本アナも「熱中症で倒れて死ぬ人が出てからでは遅い」と同調する。

続けて荒木氏は「極端な話、午前中1試合にして後半2試合にする。そうすると日程的に長引いてしまうので、甲子園球場を使うので阪神に負担がかかってしまう。そうなったときにはプロ野球全体で対応をして、協力していくような」と提案。

さらに「プロ野球でやっている人間はみんな高校野球でお世話になってきているし、そこがあってのプロ野球なので、協力してもいいのではないかと思う」とコメントした。


■「球児を守りたい」

松本アナは「プロ野球との兼ね合いということでいうと、表と裏でプロ野球と高校野球が重なるということがでてきそうですね」と指摘する。

すると荒木氏は「それはもう仕方ないでしょう。仕事仕事のほうでいくよりも、球児を守りたい」とコメント。これには松本アナも「そこが一番。間違いないですね」と納得していた。

高野連は今大会から暑さ対策として5回終了後10分間休憩する「クーリングタイム」を導入するが、スケジュールは従来通りとなっている。

■荒木氏と松本アナが甲子園大会をトーク

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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

荒木大輔氏、甲子園大会の“暑さ対策”を独自提言 「球児を守りたい」