セルタは4日、スペイン人FWサンティ・ミナとの契約を解除したことをクラブ公式サイトで発表した。

 現在27歳のミナは、セルタのユース出身。2013年2月にトップチームデビューを果たすと、同年9月にはクラブの最年少得点記録(17歳9ヶ月10日)を更新するなど、将来を嘱望される存在として注目を集めた。2015年にバレンシアへと移籍したものの、2019年には古巣のセルタに復帰していた。

 しかし、2022年5月、ミナは2017年6月に起こした性的虐待の罪で懲役4年の判決を言い渡された。セルタは判決を受け、同選手に対する懲戒処分内容が決定するまでトップチームのトレーニングセッションから暫定的に除外する処置を講じた。なお、ミナは同年8月にアル・シャバブ(サウジアラビア1部)へローン移籍した。

 今回、ミナとの契約を解除したセルタは、クラブ公式サイトで次のような声明を発表。ミナの愚行を決して容認しない姿勢を示した。

「セルタというクラブの価値観はすべてに優先する。クラブはスポーツ計画への影響も含め、最後の瞬間まで価値観を守り抜くことを強調してきた」

「セルタは模範的で寛大な行動から生まれた100周年クラブであり、その歴史を通じて、社会への揺るぎないコミットメントと、クラブのアイデンティティとなっている価値観の擁護を実証してきた」

セルタから契約解除されたミナ [写真]=Getty Images