人類の敵ネウロイと戦う魔法少女ウィッチの激闘を描きつつも、合間合間に女の子たちがキャッキャウフフしていることで人気作となった『ストライクウィッチーズ』。その人気はアニメだけにとどまらず、マンガ・小説や、声優がパーソナリティを務めるwebラジオにも広がっています。「エイラ・イルマタル・ユーティライネン」はこの世界のフィンランドにあたるスオムス出身のウィッチです。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


ムリダナ

 エイラの代表的なセリフといえばテレビアニメ1期で発せられた「ムリダナー」。実は本編中では1~2度しか使われていないセリフなのですが、なぜか注目され、ドラマCDなどでは本人以外にも、ルッキーニシャーリーがからかい気味に言ったりしています。

 一部棒読みだと批判や揶揄をされたこともありますが、高村監督はCVの大橋歩夕さんのこのセリフの言い方がエイラのイメージにぴったりだと言っておられ、ファンの間でも大橋さんの演技こそがエイラらしいと受け入れられていきました。

■天才エース

 ひょうひょうととぼけたパーソナリティーのエイラですが、実はスオムスが誇る天才ウィッチです。固有魔法の未来予知によって一瞬先の攻撃を読み、初陣以来一度も直撃を受けたことがありません。時には鼻歌交じりに戦闘し、全ての攻撃を避けながらもネウロイを撃墜することも。

 エイラは他のウィッチが攻撃を防ぐために使う魔法の盾「シールド」を一度も使ったことがありませんでした。しかし、上空3万メートルにコアを持つ長大な塔のようなネウロイに対する任務に向かうサーニャを援護するため、必死にシールドを張る練習をしたことがあります。

サーニャ大好き

 そのきっかけは描かれていませんが、エイラサーニャのことが大好きです。夜間哨戒を終えて早朝基地に戻ってきたサーニャが、寝ぼけながら服を脱ぎ散らかして自分のベッドに倒れこんで来ても「キョウダケダカンナー」と言いつつ、毎度毎度服をたたんで寝かせてあげます。そういうときのエイラの顔は幸せそう。ナイトウィッチという特殊な能力を持つために負担が大きいサーニャのことを、何かと世話したり気遣っています。

 そんなエイラにとって、かわいいサーニャが芳佳と仲良くなったり、人との垣根を作らないエーリカサーニャを「サーニャン」と呼んでちょかいをかけるのは気が気ではありませんね。

■ヘタレ

 時には上官に対しても尊大な態度のエイラ。しかし、サーニャには頭が上がらず、自分の気持ちも伝えることができません。ドラマCDで一人放送設備の中で発した「サーニャダイスキダー」という叫びが、実は世界中に放送されてしまっていたときは、照れているだけのサーニャが怒っているものと勘違いして相当ビビっていました(笑)。

 しかし、実はサーニャのほうもエイラのことが好きなのです。勇気をだして告白すればきっと受け入れてくれるはずなのでがんばってほしいものですね。そしてもう結婚してしまえばいい!


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★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

(C)2014 島田フミカネKADOKAWA第501統合戦闘航空団

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