人気カードゲーム「ウノ(UNO)」を販売する米玩具メーカー「マテル社(Mattel)」が、このほど興味深い求人情報を公開した。約1か月のみの契約だが、一日4時間、週4日の勤務をこなせば毎週約63万円の報酬が得られるという。米ニュースメディア『New York Post』が、応募条件などの詳細を伝えている。

マテル社は、ウノの新しいバージョンのゲーム「ウノ・クアトロ(UNO Quatro)」の発売を記念して、その遊び方を人々に普及する人材を募集している。ポジション名は「チーフ・ウノ・プレイヤー(Chief UNO Player)」で、9月13日から10月7日までの約1か月間の契約となる。

勤務形態はフルタイムではなく、一日4時間(現地時間午後2~6時)を週4日というホワイトな労働環境であり、報酬は週に4444.44ドル(約63万円)支払われる。ニューヨークで働けることが条件の1つだが、1か月間の仕事をしっかりとこなせば、合計で17777.76ドル(約252万円)を手にすることができる計算だ。

非常に魅力的な求人内容だが、以下のような多くの条件を承諾しなければならない。

・インタビューやメディアなどへの露出に慣れていること
・UNOゲームのソーシャルコンテンツの作成と出演に協力すること
・ブランドクリエイターと一緒に、ウノ・クアトロゲームをプレイするライブストリームに出演すること
フレンドリーであり、不特定多数の人を積極的にゲームへ誘うこと
不特定多数の人にゲームの遊び方を魅力的に教えることができること
・活動期間中にウノブランドとの独占契約をすること
・ウノブランドとの独占契約は年末まで続くこと
・作成したコンテンツは、すべてウノのソーシャルチームの承認を受けること
・18歳以上かつ米国在住で、米国市民権または永住権所持者であること
・長時間座っていることが可能で、50ポンド(約22.7キロ)の物を持ち上げて運び、テーブルやテントの設置ができること

ウノの公式TikTokアカウントが求人を説明する動画を投稿すると、再生回数が1000万回を超えるほど大反響を呼んだ。コメント欄には「これは面白い経験になりそう」「ウノなら一日中遊んでいられる自信があるね」「これは絶対に応募する!」「条件が良すぎない?」「夢のような仕事だ」など興味を示すコメントが多数届いている。

応募のためには、自己紹介とともに「ウノの一番の思い出」「リバースカードを使った最高の瞬間は?」「チーフ・ウノ・プレイヤーとして、あなたを“スキップ”できない理由は?」「お気に入りのウノのバージョンは?」という4つの質問に答えた動画を作成して、TikTokに投稿する必要がある。応募締め切りは今月10日までで、ウノの公式TikTokアカウントをフォローし、タグ付けをして投稿することで応募完了となる。

ちなみに過去には、ピザを食べながらNetflixを見る仕事の募集が行われたことがあり、報酬5万2000円の求人に注目が集まっていた。

画像は『uno 2023年8月1日付TikTok「do you have what it takes to be our CHIEF UNO PLAYER?」、2023年8月2日付TikTok「Replying to @Matt King you’ve played UNO」』『Global News 2023年8月4日付「Mattel wants to pay you $6,000 a week to be its ‘Chief Uno Player’」(Mattel)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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