容姿端麗でスタイル抜群、クラス委員長であり新入生代表挨拶をするほどの学力を持つ優等生、「丹生谷森夏(にぶたにしんか)」。それは彼女の表の顔。その本性は、元中二病患者。そんな黒歴史を知られないために、知り合いのいない高校に進学したという徹底っぷり。彼女の過去と現状がどのようなものか、少し見てみましょう。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


魔術師モリサマー

 「丹生谷森夏」の「森夏」を英語読みして「モリサマー」と非常に安直なネーミングセンスを持つ彼女。そんな彼女の黒歴史の記録である『闇聖典[マビノギオン]』というノートに、自身の恥ずかしい言葉を残していたり(実際は凸森早苗(でこもりさなえ)がモリサマーに感銘を受けてまとめあげた物を聖典として持ち歩いているだけですが)、ネット上でも凸森早苗の「平行世界に行きたい」という質問に対し、「一般市民の多くは、この世にあらざるもの、世界への感度が大変鈍く、あなたのように霊力の高い人にとっては、とても考えられないようなことも~」と、非常に長く中二病的な発言で、質問者である凸守早苗を唸らせるという過去を持ちます。また、原作を読むと、中二病だけでなく、自称天才な人という典型的な中二病をこじらせていたようでもあります。

■高校での『モリサマー

 上でも述べたとおり、元中二病を隠すために高校を選んだ彼女だが、高校に入ってからも徹底しており、“中二病から一番遠い位置にありそうだから”という理由だけでチアリーディング部に所属する一方、凸守早苗に握られているマビノギオンを抹消するために、小鳥遊六花(たかなしりっか)が立ち上げた『極東魔術昼寝結社の夏』にも入部します。

 入学当初はリア充を絵に描いたようなキャラでしたが、時が経つに連れて徐々にボロが出てきてしまい、セリフの端々に「久遠の因縁」や「能力を使っている」といった単語が出始めるようになります。また、攻撃的でかなりのSっ気があり、相手を威圧したり独善的な言動も見受けられるようになりますが、その一方で面倒見も良く気遣いもできるという素敵なギャップを持っています。

 『極東魔術昼寝結社の夏」への入部後は、色んな意味でそちらがメインになったのか、チアリーディング部の人間関係に嫌気が差し、結局チアリーディング部を退部します。優等生リア充な表の顔がメインですが、時々ドSで中二病を隠しきれていない裏の顔を出してしまいます。それに気付いた時に、恥ずかしがったりごまかしたりする姿は、いたずらがばれた子供のようなリアクションでとても可愛いです。


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★記者:マナティ(キャラペディア公式ライター)

(C)虎虎/京都アニメーション中二病でも製作委員会

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