ジャニーズ事務所

4日、国連人権理事会が会見を行った。ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川さんが生前行ったとされる「性加害問題」にも言及し、波紋を呼んでいる。

今後、ジャニーズは一連の問題に関して記者会見を行う予定だ。「その日」はいつになるのか──。

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■一連の「性加害騒動」の経緯

2019年にジャニーさんが逝去して4年経った今年3月、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が、生前のジャニーさんから受けたとされる「性加害」を告白し、大きな話題に。

藤島ジュリー景子社長

5月に現ジャニーズ事務所藤島ジュリー景子社長が、世間を騒がせたことを謝罪7月12日には、国連人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会の専門家が来日し、ジャニー氏からの被害を訴える元Jr.らに聞き取り調査を行うことを明かした。


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■7月に会見を開くことを発表

国連の発表を受けてか、7月18日ジャニーズ事務所は公式サイト内で「故ジャニー喜多川による性加害問題につきましては、弊社から独立した第三者としての「外部専門家による再発防止特別チーム」(以下、「本チーム」といいます。)が、既に調査を開始されております」と、一連の問題の調査を続けていることを報告。

さらに、「弊社といたしましては、本チームからの提言を受けた上での今後の対応に関して記者会見を行う予定であります」と、会見を開くことを表明したのだ。


■「9月頃の可能性もある」

8月4日の会見で、国連人権理事会はジャニーズの「性加害問題」に関して、「ジャニーズ事務所のタレントが絡むセクシュアル・ハラスメント被害者との面談では同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と、踏み込んで言及した。

同日、ジャニーズ事務所は公式サイトで「『外部専門家による再発防止特別チーム』より、その提言を8月末頃に行う見込みである旨のご連絡がございました」と発表。会見の開催日時に関しては、「改めてご案内させていただきます」とのこと。

芸能事務所関係者は、会見が行われる時期についてこう推察する。

「当初、業界内では『早ければ8月中旬のお盆明けになるのでは?』と噂されていました。ただ、8月末に再発特別チームが提言を行う見込みであること、張本人であるジャニーさんが亡くなっていることも考えると、事実確認等に時間を要すると思われます。今後の状況次第ではありますが、会見は9月頃になるのではないでしょうか」(芸能事務所関係者)。


■誰が出席するかも重要

前出の芸能事務所関係者によれば、会見に誰が出席するかも重要になるという。

ジュリー社長もしくは、ジャニーズ事務所の幹部が出席するか気になりますね。通常、企業が何らかの騒動・不祥事を起こした場合、トップである社長が会見に参加することがほとんどです。ただ、国際的な問題になりつつある中、ジュリー社長一人で会見に出るとは考えにくい。ジャニーズ側も、頭を悩ませているのではないでしょうか」(前出・芸能事務所関係者)。

日本だけでなく、海外からも注目を集めるジャニーズの「性加害問題」。会見で何が語られるのか、今後の動向に注視したい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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