ある男性が米フロリダ州の海岸で嵐を撮影していたところ、背筋が凍るような光景を目撃した。彼は謎の飛行物体が驚異的なスピードで雷雲の中を突き抜ける映像を捉えたという。米ネットメディア『The US Sun』などが伝えている。

現地時間7月26日、アメリカ議会が開いたUFOに関する公聴会で元軍人らが任務中に遭遇した物体について証言したニュースは、世界各地のメディアで驚きをもって報じられたが、それに先立つ6月17日に、ボストン在住のカーメン・リッチさん(Carmen Rich、29)も、家族旅行で訪れていたフロリダ州フォート・ローダーデール・ビーチの沖でUFO以外にうまく説明がつかない飛行する“何か”を目撃していた。

辺りが薄暗くなってきた午後8時頃、カーメンさんはビーチ沿いから、沖合で光る雷をスマートフォンで撮影していた。すると雲の周りで雷が何度かピカピカと光って消えた直後、白っぽくて長い物体が雲の合間に突然現れて左から右へ勢いよく空中を横切り、1秒も経たないうちに消えていった。

スマートフォン越しに自分の目で、この不思議な飛行物体を見たカーメンさんは、「WOW! あれが横切るのを見た?」「誰か、あれを見ていないかい?」と興奮気味に周囲に尋ねた。

残念ながら他の目撃者はいなかったようで、そばにいた妹のジェニファーさん(Jennifer、20)や地元の人々にスマートフォンの映像を見せたところ、「こんなの、今までに見たことがないよ」と驚かれたそうだ。

カーメンさんも「あんなに高速で動くものを、これまでに一度も見たことがない。あれだけ速ければ、騒音でも聞こえてきそうなものだけど、そうじゃなかった」と動揺を隠せない様子だ。

自身を理論的な人間だというカーメンさんは、沖の船の右上に小さい光のように見える飛行機と比較して、かなりのスピードで空中を移動する細長い物体は、時速数千キロメートルで飛んでいただろうと見積もった。そして、そんなに速く飛べるドローンがあるとは思えないとし、自分が見たものはUFOだと結論付けた。さらに、地球上に他の生命体が存在する可能性を否定するのは無知だとも主張した。

ただの稲妻だとか、ちょうど横切った車のヘッドライトの反射だなどという人もいるが、カーメンさんは、雷鳴で辺りがゴロゴロバリバリする音はしていなかったし、自分はスマートフォンから目を離して肉眼で目撃しているからレンズの反射ではないと反論している。また、肉眼で見た物体は映像の中のそれよりもっと大きく見えたという。

この動画を見た人々は、こんなコメントを寄せている。

「すごい映像だ」
「めちゃくちゃ速く飛んでいるね」
「1年くらい前に全く同じものをニューメキシコ州で見たよ」
「ブラジルでも、ニュース番組が雷雨の生中継をしているときに、同じようなものが映った出来事があったよ」
「これフロリダ州? 実は、私が目撃したものと同じような映像がないか探していたんだ。晴れた日の夜8時頃だったかな。ここはロケットもよく飛んでいるけど、私が見たものはその類じゃなかった。こんな感じで、瞬きをすると見逃すくらい、今まで見たどんなものよりも速くて、水平に進んでいたんだよ。流星はこんな風に落ちないよね?」
「稲妻かもしれないけど、それにしては、まっすぐに走りすぎているね」
「君は、球電(大気中における非常に稀な発光現象)の目撃者だ。激レアな自然現象でその映像はほとんど記録されていない。羨ましいよ」
「ヘッドライトの反射であることは間違いないな」
アイアンマンだ、間違いなく」
マーヴェリック、再びマッハ10を達成」
「ブルービーム計画だよ(空にUFOのホログラムを映し、人々に危機意識を芽生えさせて最終的には世界を支配する陰謀論)」

なおカーメンさんはあの夜、実はずっと怖かったと話しており、自分が見たものはエイリアンの宇宙船か、米国政府が国民に公開していないテクノロジーのいずれかだと信じているそうだ。

画像は『The US Sun 2023年8月2日付「WATCH THIS SPACE Shock video shows UFO speed through thunderstorm at ‘2,000mph’ as witness says it ‘fastest thing I’ve ever seen’」(Credit: Kennedy News)』『UNILAD 2023年8月3日付「‘UFO’ spotted flying ‘2,000mph’ over beach through storm」(Credit: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

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