6日、実業家のひろゆきこと西村博之氏が自身の公式X(旧ツイッター)アカウントに投稿。Xを運営する米実業家イーロン・マスクの投稿に賛同した。

 ひろゆき氏は、マスク氏の投稿を引用リポスト。マスク氏は、Xの投稿や「いいね!」で雇用主から差別を受けた場合、訴訟費用をX社が負担すると投稿。費用に制限は設けないとしていた。

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 これを受けてひろゆき氏は「経営者に対する牽制として面白い動き。ユーザーはプラットフォームに対して安心感を持つ。」と評価し、「おいらが2chで実際にやってた事ですが、、、」と続けた。

 ひろゆき氏は1999年に匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設。2009年、サイト管理者と名義がひろゆき氏からシンガポールパケットモンスター社に移転、2014年には運営を協力していたジム・ワトキンス氏とロン氏に2ch.netの管理権を剝奪される。同サイトは2017年に「5ちゃんねる」に名称変更している。

 ひろゆき氏は2014年、代替掲示板「2ch.sc」を開設。2015年パリに移住、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」を買収し、管理人に就任。また、「2ちゃんねる」上に書き込まれたネット中傷の削除依頼を拒否したことにより多数の訴訟に敗訴、総額30億円を超えるといわれる損害賠償を請求されている。

 ひろゆき氏の投稿を受けSNSには、「この視点は面白いな」「トップが余裕のある有能だと利用者も安心ですね」「社会的に正義か悪かはわからないけれど、2chひろゆきがやったことの中では一番偉大だったと思う。」など、好意的な反応も寄せられたが、「金を払わねぇから2chで悪事をした連中が反省しないんだろうが。」「2chで30億もの賠償金を踏み倒した男の有り難いお言葉」「過去の悪行を知らん世代も増えて来たんだから黙っておけばいいのに」など、厳しい声も上がっている。

 これに、誹謗中傷に苦しんできた芸人のスマイリーキクチも反応。同投稿を引用リポストし「2ちゃんねるで誹謗中傷の被害に遭ったとき、削除依頼しても管理者から『事実無根を証明しなければ削除には応じない』の一点張りで、削除してもらえませんでした。」と、所属する事務所からひろゆき氏宛てに送ったと思われる書面画像もあわせて投稿。書面には、スマイリーに対する誹謗中傷投稿の削除願いが書かれている。スマイリーは「実際僕よりもっと辛い思いをした人が大勢いたのも事実。」とも綴っていた。

 マスク氏の方針に共感したひろゆき氏だが、この発言に疑問を持つユーザーも多いようだ。

記事内の引用について
ひろゆきの公式Xアカウントより
https://twitter.com/hirox246
スマイリーキクチの公式Xアカウントより
https://twitter.com/smiley_kikuchi

西村博之(ひろゆき)氏