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　猫が飼い主を選ぶように、犬もまた飼い主を選ぶのかもしれない。アメリカのミシガン州で、女性巡査が捨てられたとされる1匹の犬に出会った。

　地元の動物保護施設に連れて行こうと犬をパトカーに乗せた女性巡査は、車に乗せている間、犬にすっかり心を奪われてしまった。犬もまた女性に心を奪われたようで、短時間で両者の間に絆が生まれた。

　施設に到着すると、女性警官はすぐに犬を引き取るために養子縁組の申込書に記入した。おかげで、犬の運命は数時間後には素晴らしいものに変わったのだ。

【画像】 捨て犬と運命の出会いをした女性巡査

　6月16日、ミシガン州アントリム郡警察で犬の救済・保護チームに属している女性巡査ケイラ・ムーアさんは、パトカー内で通報を受け、助けを必要としている黒いメス犬の元に向かった。

　通報から、その犬が捨てられたということを知っていたムーア巡査は、犬をアントリム郡動物管理局に連れて行こうとパトカーに乗せた。

　その瞬間、ムーア巡査は犬に心を奪われた。

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後部座席に座っていた犬が助手席に移動。警察官の心に入り込む

　最初、犬はムーア巡査の運転するパトカーの後部座席に乗っていた。

　しかし、ムーア巡査が動物管理局の施設にパトカーを停める頃には、犬は助手席に座っていた。

　短時間で、犬はムーア巡査の心にすっぽりと入り込んだようだ。ムーア巡査が犬に心奪われたように、犬もまた彼女に惹かれたのは明らかだった。

　これはまさに運命の出会いなのかもしれない。車内であっという間に犬と絆を築いたムーア巡査は、犬を自分の家族に迎え入れたいと強く思い、保護施設で養子縁組の書類に署名をした。

保護施設に連れていき、そのまま里親申請。家族として迎え入れる

　ミシガン州警察（MSP）のツイッターアカウントでは、ムーア巡査と犬の写真がシェアされで、このように綴られた。

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ムーア巡査が犬を保護施設に連れて行こうとしている間に、何か特別なことが起こったようです。

彼らは絆を築きました。ムーア巡査と犬は完璧に意気投合しているようです。

　犬は、その後ムーア巡査にロージーと名付けられた。

保護されて数時間後、ロージーの運命が大きく変わった

　その日の朝、路上で目覚めたロージーは、ムーア巡査と出会ったことで運命が大きく変わったのだ。

　養子縁組の手続きが済んだロージーは、ムーア巡査の自宅へ戻り、愛に満ちた居心地のいい家で1日を終えることができた。

　ロージーのように、発見されてすぐに飼い主が決まるというケースは、残念ながらごくわずかだろう。

　現実の厳しさを知っているミシガン州警察は、ロージーとムーア巡査の幸せを祝福すると同時に、このようにツイートしている。

アントリム郡動物管理局には、まだ多くの犬猫が永遠の家を探しています。

ロージーは、ミシガン州警察署の一員の心を射止めましたが、まだ、たくさんの犬が里親を募集しています。

　ロージーは、アントリム郡動物管理局が引き取りを希望している多くの子犬のうちの1匹にすぎない。

　ミシガン州警察は、より多くの犬がロージーのように、素晴らしい永遠の家を一日でも早く持つことができるのを願っているという。

　それまでは、彼らはアントリム郡動物管理局の犬猫たちに、めいっぱい愛情を注ぎ続けるそうだ。

References:Abandoned Dog Hitches Ride With State Trooper And Immediately Wins Her Over / written by Scarlet / edited by parumo

　
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捨て犬を発見し保護した警察官、パトカーの中で特別な絆を結び家族に迎え入れる