乃木坂46公式ライバル”として6月15日にお披露目され、8月30日(水)に「青空について考える」でメジャーデビューする僕が見たかった青空が8月6日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」(8月4~6日、お台場・青海周辺エリア)のグランドフィナーレに登場。MCの濱口優(よゐこ)、“アイドルの先輩”であるチェアマンの長濱ねる、原田葵アナウンサーを前に、フレッシュなパフォーマンスを披露した。

【写真】よゐこ・濱口優も「初々しい!」と目を細める僕が見たかった青空

■“僕青”が初々しくTIFデビュー

“僕青”こと僕が見たかった青空は、青木宙帆、長谷川稀未、萩原心花、山口結杏、持永真奈、木下藍、岩本理瑚、西森杏弥、伊藤ゆず、金澤亜美、八重樫美伊咲、工藤唯愛、塩釜菜那、須永心海、宮腰友里亜、秋田莉杏、今井優希、杉浦英恋、早崎すずき、八木仁愛、柳堀花怜、吉本此那、安納蒼衣の23人からなるグループ。3万5678人の応募者の中から選ばれた。

TIF2023全体を締めくくるグランドフィナーレに全員そろって登場して初々しくあいさつした後、TIFの舞台に立った感想を聞かれた早崎は「たくさんの人で緊張しています。今日は皆さんに少しでも“僕青”を覚えていただけるように頑張ります」と意気込んだ。そして円陣を組み、デビュー曲「青空について考える」を披露。楽曲が流れる直前まで緊張感たっぷりの様子だったが、始まってしまえば堂々としたパフォーマンスを見せ、爽やかな風を吹かせながらステージを後にした。

■「TIFアイドル総選挙2023」はAppare!が優勝

グランドフィナーレ後半では、「TIFアイドル総選挙2023」の本選挙も行われた。同イベントは2023年がTIF初出演ではなく、なおかつ2018年以降に結成されたアイドルグループというのが出馬の条件。今回は20組のグループが出馬し、8月4日、5日の「DOLL FACTORY」や「DREAM STAGE」で会場やオンライン視聴の有権者(観客)に歌とダンスでアピールし、2日間の投票結果で決まったえのぐ(予選1位)、Appare!(予選2位)、#2i2(予選3位)の上位3組がグランドフィナーレの舞台に登場した。

前年チャンピオンの#ババババンビが見守る中、“本選挙”では3位の#2i2からそれぞれ1曲ずつ披露し、その結果、予選を2位で通過したAppare!が逆転優勝。2022年には予選1位だったものの逆転を許してしまったリベンジを果たし、歓喜の涙を見せた。

なお、Appare!には10月4日(水)深夜にフジテレビで放送される「冠特番」出演権や富士フイルム特製「TIFアイドル総選挙 ゴールデンチェキ」「協力メディア賞」が贈られた。最後にAppare!が8月24日(木)発売の新曲「Summer spit!」を披露し、「TIF2023」は幕を閉じた。

■4年ぶりに歓声&ジャンプが解禁

TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」は、お台場で開催される世界最大のアイドルフェス。アイドル戦国時代と称され、アイドルブームが再燃し始めた2010年に、日本初の“アイドルに特化した大規模同時多発的音楽フェス”として、東京・品川でスタートした。

新型コロナウイルスの影響により、2020年は初のフルオンラインフェス、2021年は一部ステージを有観客にしてリアルとオンラインのハイブリッド型で、2022年は3年ぶりに会場全体を有観客にして開催。そして、2023年は4年ぶりに観客による歓声、ジャンプも解禁され、3日間でお台場に約7万500人が来場した。

◆取材・文=伊藤鈴輝

僕が見たかった青空が「TIF2023」のグランドフィナーレに登場した/撮影=大野代樹