コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ぞうむしプロさんの漫画「深夜のサービスエリアで出会った青年は…」だ。

【漫画】「あのおじさんは一体誰…?」深夜にトラック運転手を襲った出来事が「ゾッとする」「似たような体験したことある」と話題に

作者であるぞうむしプロさんが7月8日にTwitterに本作を投稿したところ、1.5万件を超える「いいね」が寄せられ、Twitter上では「あのおじさんは誰…」「サービスエリア行くの怖くなった」「似たような体験したことある…」「ゾッとしました」などの反響の声が多数寄せられている。この記事ではぞうむしプロさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。

■ホラー漫画「深夜のサービスエリアで出会った青年は…」あらすじ

深夜のサービスエリアで休憩をしていたトラック運転手。そこに突然若い男性が現れ、トラック運転手のことを見つめ続ける。しかしサービスエリアには自分以外の車は存在しない。さらにその男性は目が合った瞬間に姿を消してしまったのだ。

不気味に思った運転手はトイレで歯磨きをした後、サービスエリアを出ることを決意。しかし歯磨きをしている最中に、先ほど姿を消した若い男性が再び現れて…。

■ぞうむしプロさんへのインタビュー

――「深夜のサービスエリアで出会った青年は…」はどのようにして生まれた作品ですか?

ドライバーたちが深夜に不思議な体験や何か異様なものを見た、という話を昔はよく聞いていました。その中のひとつ、サービスエリアに不思議な青年がいた、という話から生まれた作品です。

うろ覚えですが、何かの研究でハードな仕事環境や睡眠不足からくる幻覚というのを読んだ記憶があります。「昔はよく聞いていた」という時代は運送業界の労働環境がデタラメだったのでもしかして...?という思いがあります。実際働き方改革というものが始まってからあまり聞かなくなりました。

――ぞうむしプロさんは元トラックドライバーとのことですが、描かれている漫画はすべて経験談なのでしょうか。

中には実際に体験したエピソードはありますが、今回に限らず、自分の実体験ではありません。しかし友人や近しいドライバー仲間から聞いて許可をもらった話は、かなり忠実に描いてあります。25年に渡るドライバーの経験と実際にあった話を基に漫画の構成にした創作です。なので登場人物、場面、場所などは変えております。しかし友人や近しいドライバー仲間から聞いて許可をもらった話は、かなり忠実に描いてあります。

「トラックドライバーの怪談」は怪奇はこのキャラ、ヒヤリハットはこのキャラ、とエピソードによって分けて描いてます。実際の状況や人物で描くと問題があるのと毎回キャラが増えて混雑を避けるためです。

――本作の中で、特に思い入れのあるシーンやセリフがあればお聞かせください。

青年が登場するシーンです。表情の描き方に思い入れがあります。

――ぞうむしプロさんの今後の展望や目標をお聞かせください。

「トラックドライバーの怪談」が映像化されるくらいの人気を目指して頑張って描きます!

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

読者さんの応援のおかげで単行本を発行できて、ここまで描くことができました。これからも楽しく不思議で良い読後感のある漫画を描きますのでよろしくお願いします!ご安全に!

「深夜のサービスエリアで出会った青年は…」より/画像提供/ぞうむしプロさん