株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)は、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」を受講する全国の小学生の会員(小学3~6年生)を対象に、「夏休み」をテーマにした川柳を募集しました。募集期間は2023年7月14日から26日までの間で、「今年の夏は〇〇!」「クスリと笑える夏休み」「切ない夏休み」の3部門合計で8,995句が集まりました。編集室と小学生1,213人の投票によって選んだ優秀作品と、作品から見えてくる「コロナ明けの小学生の夏休み」について発表いたします。暑い夏をユーモラスに表現していたり、久しぶりの夏のイベントや風物詩を子どもらしい斬新な視点で描いていたりと、コロナ明けの夏休みを子どもたちが元気に楽しんでいる様子が伝わってきます。
 「進研ゼミ小学講座」は、川柳作品からも見えてくる、日々を前向きに過ごす小学生の生活や気持ちに寄り添い、一人ひとりの目標や学びの環境、モチベーションに合った教材サービスを提供することで、学習習慣の定着と確かな学力向上を実現してまいります。
「小学生の夏休み川柳 2023」大賞・優秀賞 ―編集室選―

【大賞】
【優秀賞:今年の夏は〇〇!部門】
【優秀賞:クスりと笑える夏休み部門】
【優秀賞:切ない夏休み部門】
「小学生の夏休み川柳 2023」―小学生選―
【今年の夏は〇〇!部門】
【クスリと笑える夏休み部門】
【切ない夏休み部門】
応募作品8,995句から見える「コロナ明けの夏休み」 夏の風物詩が完全復活!猛暑も話題に
 「小学生の夏休み川柳」は今年で4回目を迎えました。初年度の2020年は応募作品の約20%に「コロナ」という言葉が使われていました。2021年は8.4%、2022年は約5.5%、今年は1.0%と減少し、コロナ影響による制限・規制も落ち着いてきて、例年どおりの夏休みが戻りつつあることがうかがえます。他にも、使用が減少した言葉としては「友達」「じいじ・ばあば」が代表例です。コロナ禍で多く見られた「会えないさみしさ」を詠む作品が減り、通常どおり直接会って楽しめている夏であることがうかがえます。
 今年の特徴は「久しぶり」の夏の風物詩やイベントを描写する作品が増えたこと、記録的な「猛暑」をテーマにした作品が目立つことです。「祭り」という言葉が使用されている作品は、2021年は全体の1.8%、2022年は3.2%だったのに対し、今年は3.8%に増加し合計345作品に使用されていました。祭り自体の再開に加え、コロナ禍で中止となっていた屋台の復活など、各地で夏祭りならではのシーンを楽しむ様子が見えます。また、「猛暑」「暑い」といった言葉が使われている作品は全体の3%で、昨年の2.2%よりも増加しました。全国的に記録的な猛暑が問題となる中、小学生にとっても暑さは気になる話題のようです。
 また、「推し活」として、自分の好きなことをとことん楽しむ情景を表す作品も増加しています。275作品が集まり全体の3%を占めています。これは昨年(0.7%)の約4倍で、久しぶりにイベントやライブに行くことを楽しみにする声が寄せられていました。
 川柳の書かれ方にも変化がありました。今年はインターネットやSNSを中心とした流行語や絵文字の使用が少なくなりました。オンラインではなく、より「リアルな場」で過ごす時間が増えていることが影響しているかもしれません。

【2020年~2022年の「小学生の夏休み川柳」の特徴と代表作】
2020年
特徴

新型コロナ影響で夏休みが短くなったことや、それにも関わらず「宿題」の量が変わらないことを嘆く声が多数。
■「友達」と会えないことを惜しむ気持ち、夏の楽しみがかなわない気持ちを「マジぴえん」という新語で表現する作品が目立った。
代表作
夏休み なぜ2週間 マジぴえん
夏休み 恋も友達も ディスタンス
友達と ゲームでつながる 夏休み


2021年
特徴

■コロナ禍での日常を具体的にとらえる傾向。「マスク」着用や保護者の「リモート」勤務といったニューノーマルな日常をユーモラスに切り取る。
■「推し活」に励む様子を表現する作品が目立つ。室内での「ゲーム」にまつわる作品も多数。
代表作
マスクでも にっこり笑顔 目言葉(アイことば)
夏休み 宿題緊急 「辞退」宣言
リモートは うつるとこだけ きれいだよ


2022年
特徴

■2020年は応募作品の約20%に使用されていた「コロナ」という言葉は大幅に減少(約5.5%)。

代表作
推し優勝 眺めるだけで 熱中症
オンライン おならしたいな ミュートしよ
絵日記の ネタが切れるの 第6波
■久しぶりの夏のイベントなどへの期待が込められている作品

夏祭り   ぼくにとっては    懐祭り     (千葉県 小6)
コロナ明け マスク焼けしない  夏休み     (福岡県 小4)
コロナ前  買った浴衣が    パツパツだ   (長野県 小4)


■「猛暑」をユーモラスに表現している作品
扇風機 家族で取り合い つかれたよ   (石川県 小5)
夏休み  試合いっぱい  汗びっしょり   (滋賀県 小5)


■定番の「夏休みの宿題」や勉強について、ユーモラスに表現している作品

宿題を   先にやったが  範囲ちゃう  (広島県
あさがおの 観察やろう」 かれていた   (京都府 小5 )


夏の風物詩を小学生らしい視点で描いている作品


友達が 蚊におどらされ おもしろい  (福岡県 小6)
つゆゴクリ ながしそうめん めんとれず (北海道 小5)
ひまわりが 太陽めがけ おにごっこ  (長野県 小5)




「小学生の夏休み川柳 2023」 -小学生選― 選出理由
【今年の夏は〇〇!部門】
・夏は青春が多い季節だからこれにしました。
・好きな男の子S君に、夏祭り誘われたから、告って見せる!!っていう気持ちだから、共感できる。
・それな!って言いたくなる!僕は勇気がないからバレンタインかなと思うけど...告白してる人がいるから勇気をもらえる!

【クスリと笑える夏休み部門】
・あるあるって感じで面白いし、読書感想文を「ラスボス」とかいていたので、嫌なのがとても伝わってきました!!
読書感想文ドリルよりむずかしいうえに時間もかかるから、ラスボスとして共感できるから。

【切ない夏休み部門】
・私も、ドリルのやまを買われたらマジで切ないからです。
夏休みの宿題+お母さんが買ったドリルの山はまじできついなと思ったから。

■参考情報:夏の学習にお役立ていただける「進研ゼミ 小学講座」のサービス
※「進研ゼミ」会員以外の方も、ご参加・ご利用いただくことが可能です。
・第20回 夏のチャレンジ 全国小学生『未来』をつくるコンクール
https://sgaku.benesse.ne.jp/sho/all/others/concour/
今年で20回目を迎える小学生向けのコンクールで、累計応募件数は982,884件にのぼります。
「作文」「絵画」「環境」「自由研究」などの部門で募集中。(コンクール応募期間 2023年7月1日9月9日

自由研究おたすけAI  https://sho-aka.benesse.ne.jp/jiyukenkyuouen/

小学生向けに安心・安全に配慮し、学習向けに独自にカスタマイズした生成AIサービス。AIの使い方を学び、AIを使うことことで、自分で考える力を親子で養います。自由研究の「テーマ決め」をお手伝いします。
(提供期間 2023年7月25日9月11日

進研ゼミ小学講座 「情報発信局」 https://sho-aka.benesse.ne.jp/sho/all/others/johostation/select.html
毎週月曜日に更新する「進研ゼミ小学講座」の最新教材情報や教育情報を学年別にお届けするコーナー。「ワクワクするエネルギー」を集めるストーリー演出で、お子様の学ぶ意欲を高めることも大切にした動画シリーズです。

夏休み後半に効率的に「1学期のおさらい」ができる進研ゼミ小学講座」8月号( https://sho.benesse.co.jp/ )、入会受付中です。新学期に向けて必要な学習ができる夏の特別号を、ぜひご検討ください。

配信元企業:株式会社ベネッセホールディングス

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