夏真っ盛り、夏野菜がおいしい季節になりました。

　そんな夏野菜の中でも、美容フードとして毎日食べてほしい野菜があります。

　それは…「パプリカ」！スーパーで毎日安売りされていて、家計にも優しく美容にも良い、コスパ最高な救世主なんです。

　パプリカがおすすめな理由として、ビタミンの含有バランスの素晴らしさにあります。

　パプリカには美白でおなじみのビタミンCの他、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるビタミンA、活性酸素の除去や紫外線から肌を守る効果のあるビタミンE、特にこの3つがしっかりと含まれています。

　この3つのビタミンは数あるビタミンの中でも抗酸化作用と言われる身体のさびや老化を除去する力が強く、一緒に摂ることでそれぞれの機能をより高めてくれる相乗効果を持つので、「ビタミンエース（ACE）」と呼ばれています。この3つのビタミンの複合サプリメントも各社から発売されているくらい特に重要な栄養素です。

　肌のダメージ予防・修復にも必要な成分なので美容皮膚科でもビタミンA・C・Eのサプリは率先して処方を出します。

　また、パプリカは生のままでも加熱しても栄養を壊さずに摂ることができるので、食事のバリエーションが多いところも魅力。

　特にビタミンAとビタミンEは脂溶性ビタミンといって油に溶けることで吸収しやすくなるので、炒め物や夏野菜カレーにもおすすめです。

　生のまま食べる場合は、吸収をよくするためにドレッシングやオリーブオイルを少しかけて食べるとよいでしょう。

　個人的なおすすめは、オリーブオイルで焼いたパプリカをバルサミコ酢で和えたマリネです。

　お酢はこの時期疲労回復やドロドロ血液予防のためにも取ってあげたほうがよいのですが、バルサミコ酢を使うことでブドウのポリフェノールで抗酸化作用が高まり、酸味もまろやかになるためすっぱいのがあまり得意でない方にも食べやすくなります。夏バテ予防にもおすすめです。

　いろいろな野菜にビタミンは含まれていますが、1種類で複数種類のビタミンがしっかり摂れて家計にも優しいパプリカは頼れる美容フードです。

　スーパーで安売りされていたらぜひゲットしてくださいね。

（安藤恵美）

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