代替テキスト

《海外研修に対して、「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません。旅費についても党の活動ですから党からの支出と、参加者の相応の自己負担によって賄われています》

7月下旬、自民党女性局長の松川るい参院議員(52)らとフランスを視察した局長代理の今井絵理子参院議員(39)。フランス研修をめぐっては、松川氏らがSNSに投稿した写真が“まるで修学旅行”などと批判が殺到。だが今井氏は7月30日にSNSで冒頭のように反論し、火に油を注ぐ事態になっている。

「今井さんはこの投稿で、《また追って活動報告します!》と締めくくっていました。ですが1週間以上も経つのに、いまだフランス研修の報告はありません。SNSでは台風6号の情報を連投し、地元・沖縄の人々に安全を呼びかけるばかり。コメント欄には《早くフランス旅行の報告してほしい》《さっさと報告書を!》と、厳しい声が並んでいます」(WEBメディア記者)

フランス研修の正当性を主張した今井氏だが、研修のスケジュール内容も物議を醸している。

8月8日発売の「週刊FLASH」では、同誌が入手したフランス研修のスケジュール表を公開。旅程は7月24日から同月28日までの3泊5日だが、純粋な研修に充てられていたのはわずか6時間だったというのだ。

研修に参加した長崎県議のごうまなみ氏(56)は、Twitter(現X)で《地方の視察より過酷でほぼ自由時間もなく、エッフェル塔では10分程度の時間で写真撮影だけいたしました》と釈明していた。

しかし2日目のエッフェル塔観光では30分が割かれており、その後は2時間の「自由行動」と「セーヌ河ディナークルーズ」が。3日目も午前中はショッピング等を楽しむ「自由行動」となっており、ネット上ではさらなる批判の声が上がっている。

■「一線を越えてはいけない」政治家・今井絵理子の“強気語録”

いっぽう今井氏といえば’16年7月の参院選で初当選して以来、しばしば“強気発言”が注目を浴びてきた。

まず、初当選が確実となった’16年7月。選挙特番池上彰参院選ライブ』(テレビ東京系)で池上彰氏(72)から米軍基地問題について問われ、今井氏は「現状が分からなかった」「これからきっちり向き合っていきたい」と返答。あけすけな回答に、池上氏は「これから考えるということで、ちょっとびっくりしました」と苦笑していた。

つぎは’17年7月に、現在のパートナーである橋本健元神戸市議(43)との“手つなぎ不倫疑惑”が「週刊新潮」で報じられた際のこと。報道関係に向けて発表したコメントにも、今井氏の“強い主張”が表れていた。

当時、橋本氏が妻帯者であったため、《一線を越えてはいけないと思い、「きちんとけじめをつけてから考えましょう」と申し上げました。そして、今日までこの約束を守ってもらっています》と釈明。その上で、こう記していた。

《これだけは言わせてください。雑誌のタイトルであるような「略奪不倫」ではありません。断じてないということを言わせていただきます》

その後、’18年10月に橋本氏との交際をブログで宣言し、5項目にわたって「週刊新潮」の報道に反論した今井氏。昨年5月に骨盤を骨折した際も橋本氏が支えていたようで、今井氏はTwitterに《感謝しきれてもしきれません》(原文ママ)と綴っていた。

現在も交際は順調のようだが、橋本氏の“ブチ切れ反論”も今井氏にとって逆風となりそうだ。

「連日にわたって、Twitterで今井さんに批判的なユーザーのコメントに反論していました。例えば、今井さんに対して“自分がどう見られるか考えられなかったのか”と疑問視する声には、《今の日本国民の反応いちいち気にしてたら政治なんてできないよ》とコメント。“ひろゆき”こと西村博之さん(46)が橋本さんを詐欺師呼ばわりしたことに対しても、《おれが詐欺師ならひろゆきさんは侮辱行為の通り魔みたいな人だね》と悪態をついていました。今井さんの肩を持つのはともかく、粗暴な言葉で反発し続けることは今井さんの政治家としてのイメージまで悪くなりかねません」(スポーツ紙記者)

フランスでの“6時間研修”で、今井氏が得たものは何か――。その成果報告を、多くの国民が待っている。