元東京ヤクルトスワローズ選手の荒木大輔氏が、夏の全国高校野球選手権大会で導入されている「クーリングタイム」について語った。
■現在のクーリングタイムは長い?
元文化放送の寺島啓太アナウンサーと荒木氏が甲子園大会の2日目をトークした今回の動画。
そのなかで寺島アナが「どうでしょうか、クーリングタイムということで、5回裏が終わってから10分間、今大会は取るということになりました。結構長い」と話す。
すると荒木氏は「長い。これは東京都の大会も、クーリングタイムが5回を終わった時点で10分。ちょっと長すぎる感じがある」とコメントした。
関連記事:アルピー平子、“ネタっぽい朝食”に困惑も食べてみたら… 「止まらない」
■「検討の余地がある」
さらに「クーリングタイムって、1回ベンチに入るし、 冷房の冷気にあたると、1回体が冷える。戻ってしまうと、また作り直すのは大変な作業になる」と荒木氏。
そのうえで「休憩を取ることはすごく大事なんで、これもやっぱり検討の余地がある。時間と頻度といろいろ考えて。極端な話、お医者さんとかに行ってね、『どれぐらいにしたらいいよ』とか『休憩というのはどれぐらいにしたら、体って動きやすいんだよとか、もう一度検討をして」と持論を展開した。
■審判判断を入れてもいい?
寺島アナは「暑さというのも、気温だけじゃなくて、湿度であったり、地面の温度でしたり、そういうところを合わせての暑さ指数というものがありますし、じゃあ夜になってくる第4試合でも5回終わって10分間がいいのかとか」と指摘する。
すると荒木氏も「そうそう。 不公平さというのは、問題が出るかもしれないけど、第1試合と真っ昼間、第3第4試合が一緒というのもおかしな話だし。もっと検討していかないといけないかな。もう決める必要ないよね。そのときの状況で、たとえば雨が降ってるなかの試合だってあるわけだから。いろんなことが起こりうるわけだから、審判判断を入れてもいいんじゃないかな」と話した。
■「すごく難しいところ」
荒木氏は「高校野球のOBとしてはああいうなかでも、やってるプレーも見たいし。だからすごく難しいところではある」とコメント。
さらに「ただね、故障に繋がったり、倒れたり、ゲームで力が発揮できないという状況になるんであれば、しっかり休憩を取ってやらせてあげたい。本当に難しい問題」と話した。
■銀傘に拡張計画
その後、「応援席もクーリングタイム中はつらいのでは」という話に。
寺島アナから甲子園球場の銀傘をアルプススタンドまで延ばす計画があることを聞かされると荒木氏は「やっぱりいろいろ考えてくれているんだよね」と語っていた。
クーリングタイムについては休憩を取ることを評価する声がある一方で、6回に足がつる選手が続出していることなどから、「時間を短縮してみてはどうか」という意見が上がっている状況だ。
■荒木氏がクーリングタイムに独自提言
・合わせて読みたい→乙武洋匡氏、ペッパーミルパフォ論争の“前提条件”に着目 「たしかに」の声
コメント