緊急事態の最前線の現場で活躍する消防隊や警察官、救急隊員らを総称する「ファースト・レスポンダー」の姿を描く「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」のシーズン2が、8月4日から配信された。同シリーズは韓国ドラマとしては初めての、緊急事態の最前線で活躍する消防隊や警察官、救急隊員の姿を描いた作品であり、迫力のあるアクションシーンなども多く、視聴している側も思わず手に汗握ってしまうほど。緊張感あふれるシーンでハラハラする一方で、登場人物たちの過去や各署で働く人たちの人間模様も見どころとなっている。(以下、ネタバレがあります)

【写真】容赦ない描写も多数…すさまじい緊迫感の火災現場シーン

■緊急事態の現場に立ち向かう、熱きファイターたち

物語の主人公はテウォン警察署へ異動してきた“珍島犬”(チンドッケ)ことチン・ホゲ刑事(キム・レウォン)。0か100かの行動力とすさまじい勢いで数々の凶悪犯罪者を検挙し、時に暴走しながらも鋭い捜査で犯人逮捕まで突っ走る、まさに“狂犬”だ。

一方、彼ら警察チームと協力しながら事故現場に立ち向かうのは、テウォン警察署と隣合う消防署に所属する、消防隊員のポン・ドジン(ソン・ホジュン)とドジンの後輩、女性救急隊員のソン・ソル(コン・スンヨン)ら消防チーム。正義感が強く、燃えゆく炎へ突き進む姿から“ブルドーザー”と呼ばれるドジンと予測不可能な現場にもかかわらず、常に冷静で救助者へ寄り添う心優しいソル。2人はホゲのことを最初はどこか不審そうに思っていたが、幾度となく発生する緊急出動を経て、次第に職種を乗り越え、協力し合うチームになっていく。

■一難去ってまた一難、連続火災事件現場に残る不可解なマークとは

シーズン1の終盤では、テウォン地域で立て続けに3件の火災が発生する不可解な事件が起きる。消火活動を行ったドジンは、炎の奥に星を描いたようなマークを発見し、不審に思い、署の皆に打ち明けるものの「ただの火災」という結論で片付けられてしまう。偶然とは思えないドジンは、辞表を出したホゲの元を訪ね、今回の火災に関する資料が入ったUSBを渡すことに。警察官として復帰を決意したホゲは、再び彼らと共に事件解決すべく捜査を開始する。

そんな中、連続放火犯が起こしたであろう火災が発生し、現場に向かった緊急出動チーム。火災現場の立体駐車場で、消火活動を始めようとした瞬間、ドジンとホゲが爆発に巻き込まれてしまう…。

■止まらぬ大規模な火災事故、消防チームに襲いかかる大爆発

シーズン2は、引き続き主人公・ホゲを演じるキム・レウォンをはじめおなじみのキャスト陣が続投。脚本はドラマシリーズ「ジャスティスー検法男女ー」(2018、2019年)のミン・ジウンが手掛け、監督はドラマ「六龍が飛ぶ」(2015~2016年)のシン・ギョンスが担当する。

シーズン2の第1話では、間一髪のところでドジンに救われたホゲ。2人が閉じ込められた立体駐車場に残されていた車の中から焼死体が発見されたが、それは犯人ではなく犠牲者の遺体だった。国科捜(国立科学捜査研究所)で死体解剖の結果を聞き、自分のせいで命を救うことができなかったと悔やむドジン。2人はそれぞれの思いで、連続放火事件の解決を急ごうと決意する。

そんな中、今度は地下街と倉庫の2箇所同時に火災が発生してしまう前代未聞の展開に。ドジンとソルはそれぞれ分かれて火災現場へと救助に向い、ミョンピル(カン・キドゥン)と捜査へと繰り出していたホゲもあとを追う。

序盤から前作以上にスケールの大きい火災事故、そして難解な事件に苦しむ緊急出動チーム。シーズン1よりも激しい爆発や息をのむような救助シーンを目の当たりにし、ここからどう展開するのか期待は高まるばかり。第2話のラストには予想だにしない衝撃的なシーンもあり、思わず胸が締めつけられてしまった。

本作からは解剖医でありながらも、実は完全犯罪の首謀者というデックス役としてチョン・ソンウが出演する。彼の企み、そして次々と起こる緊急事態、犯人を捕まえる“警察”と火災現場から人々を救う“消防”、そしてどんな証拠も逃さない“国科捜”の新たな合同捜査に目が離せない。

「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」シーズン2(全12話)は、ディズニープラスにて毎週金・土に1話ずづ独占配信中。

「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」シーズン2が8月4日から配信開始した/(C) 2023 Disney and its related entities