もくじ
ー もう悩まない! 「HDMI端子」の種類
ー iPhoneを新型プリウス純正ナビに繋ぐと
ー テレビキットの適合車種 ぞくぞく拡大中!
もう悩まない! 「HDMI端子」の種類
最新の純正カーナビ/ディスプレイオーディオには「HDMI」端子が搭載されていることが多い。
これを活用すれば外部機器の接続が容易にでき、車内で楽しめるエンターテインメントソースがグンと増えるというワケだ。
「HDMI」とはデジタル方式の映像機器に採用されており、家庭用のテレビやビデオカメラ、レコーダー、パソコン、ゲーム機などで見かける平たい台形の端子。ふだんは意識しないだろうが、一度は目にしたことがあるだろう。
つまりカーナビ/ディスプレイオーディオのHDMI入力端子に手持ちの映像機器を接続すれば、さまざまな映像が楽しめるようになるのだ。
カーナビのHDMI E端子を、A端子に変換するケーブル
だが、ひと口にHDMIといっても、端子形状には一般的な「タイプA」のほかにミニ形状の「タイプC」、マイクロ形状の「タイプD」、そして車載用の「タイプE」が存在しており、そのまま接続できないこともある。
前振りが少々長くなってしまったが、データシステムからリリースされた「HDMI変換ケーブルAV003」はカーナビ/ディスプレイオーディオで使われている「HDMIタイプE」端子を、汎用である「HDMIタイプA」端子と接続できるケーブルだ。
1.5mの長さがあるため、ダッシュボード裏から運転席まわりまで引き回すことができる。
もちろんこれで車載器の大きな画面で好きな映像を見られるようになるが、純正カーナビ/ディスプレイオーディオでは映像が見られるのは停車中だけになってしまうので、同社がラインナップする“テレビキット(後述)”を組み合わせて走行中でも視聴ができるように仕様を変更するのがオススメだ。
iPhoneを新型プリウス純正ナビに繋ぐと
新型プリウスのデモカーには「HDMI変換ケーブルAV003」と「テレビキットTTV437」が搭載されており、純正カーナビとiPhoneを接続して使い心地をチェックしてみた。
HDMI変換ケーブルAV003のHDMIタイプA端子はiPhoneにそのまま接続できないので、アップル純正の「Lightning-Digital AVアダプタ(写真の白いアダプタ)」を介して接続をする。
ちなみにアダプタはネットを中心に安価な互換品が多く販売されているが、このようなものは映像が映らない場合もある(純正カーナビが1080pに対応していない)ので利用する際は注意が必要だ。
Androidスマホの場合には、「Alternate Mode」に対応している機種でないとケーブルによる接続ができない。スマホの接続を考えている場合には、スマホメーカーの公式サイトなどで事前にスペックの確認をした方が良いだろう。
iPhoneをLightning-Digital AVアダプタに接続するとナビ画面のソース選択メニューには「HDMI」の項目が現れ、iPhoneを認識していることがわかる。
HDMIを選択するとスマホの画面がミラーリングとしてそのままナビ画面に映し出され、著作権の規制がかかっている映像以外は基本的に何でも見られるといっていい。
YouTubeが映った! デジタル品質で見られるぞ
試しに「AUTOCAR」のYouTube映像を再生してみたが、デジタルならではの高画質で音声もクッキリ。
まるで自宅リビングのように存分に映像を楽しめ、ドライブ先でリラックスしたいときや休憩中に最新の情報を得たいときなど、多くの場面で有効に活用できそうだ。
もちろんダッシュボードに取付けられているテレビキットのスイッチをONにすると、ナビ画面に表示されたYouTubeは走行中でも停車中とまったく同じ状態で見られる。
当然ながらドライバーが運転中に画面を見ることは禁止だが、助手席や後席の同乗者にとっては制限なく映像が見られるのは嬉しい限りだ。
スマホで多くのコンテンツを楽しむのも良いが、旅行中に撮影したデジタルカメラの映像を見たり、自宅から持ち込んだゲーム機で遊ぶことだってできる。
これがあればロングドライブ時の高速道路でも、帰り道の渋滞でも、退屈することはないだろう。とくに小さな子供のいる家庭では強い味方になってくれるはずだ。
テレビキットの適合車種 ぞくぞく拡大中!
このように「HDMI変換ケーブルAV003」と「テレビキットTTV437」の組み合わせは今までにない楽しみを純正カーナビ/ディスプレイオーディオにプラスできる。これからの夏休みシーズンにぜひ活用してほしいアイテムといえる。
今回は新型プリウスでのレビューをお伝えしたが、データシステムではCX-60、サクラ、セレナ、エクストレイル、RAV4、クラウンと、新型車の登場に合わせて続々とテレビキットのラインナップを追加。
いずれも付属の小型スイッチでテレビキット機能のON/OFFを使い分けることができるし、カプラーオンで取付けられるので車両の配線を傷つけずに済む。
レクサス最新SUVや、改良型ハリアーにも適合!
そしてこの夏は、レクサスのSUVモデル、新型NX、新型RX、RZ用の「テレビキットTTV442」が8月18日に発売されることも分かった。
さらに、改良型トヨタ・ハリアーのディスプレイオーディオPlus(コネクティッドナビ対応/12.3インチ・JBLプレミアムサウンドシステム/年式R4.10~)や、レクサスES用の「テレビキットTTV441」も近々発売される見通しだ。
TTV441、TTV442ともにテレビキット「ON」のときでも、カーナビの自車位置やレーンチェンジアシスト(LCA)機能に影響を与えないので使い勝手がいい。
愛車でのカーライフを充実したい人も、新車の購入を考えている人も、ぜひデータシステム公式サイトで最新の適合情報をチェックしてほしい。
▶️HDMI変換ケーブルAV003 製品サイトを見る▶️テレビキット「適合情報」 詳しく見る■カーグッズの記事
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