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この先は、ダブル台風の動向に注意が必要です。台風6号はあす日中に朝鮮半島へ進みますが、台風が日本付近から離れた後も、活発な雨雲の元となる湿った空気が流れ込み続けるでしょう。また、お盆休み期間中は、台風7号の進路に注意が必要です。

あす(木) 台風6号北上後も大雨に警戒

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台風6号は暴風域を伴ったまま九州の西を北上し、あす(木)未明から明け方には、対馬海峡に進み、日中には朝鮮半島に接近・上陸する見込みです。台風に近い九州では、あす(木)午前中にかけて、線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続くでしょう。台風が日本付近から離れた後も、西日本の太平洋側を中心に、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込みそうです。引き続き、土砂災害やうねりを伴った高波に警戒してください。東日本や北日本も、大気の不安定な状態が続くでしょう。日差しが届いても、急な雨に注意が必要です。

14日(月)頃 台風7号が東日本に接近

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きのう(火)新たに発生した台風7号は、日本の南海上をゆっくりした速さで西へ進んでいます。今後も発達しながら北西に進み、10日(木)から12日(土)頃にかけて、暴風域を伴いながら小笠原諸島に接近するでしょう。その後、13日(日)頃は伊豆諸島へ接近し、14日(月)頃に東日本にかなり接近する見込みです。このため、東日本の太平洋側を中心に荒れた天気になり、大雨や大荒れの天気になる恐れがあります。また、北日本から西日本の太平洋側の海上では、うねりを伴って波が高くなり、大しけとなる所があるでしょう。お盆休み期間中ですが、交通機関に影響が出る可能性があります。最新の気象情報をこまめに確認し、予定の見直しなども含め早めの備えを進めて下さい。

北陸など日本海側はフェーン現象で猛暑に

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北日本と東日本の太平洋側は曇りや雨の日が多くなるため、猛烈な暑さは収まるでしょう。ただ、湿気が多く、蒸し暑さは続きそうです。一方、日本海側は、晴れ間の出る日が多くなります。南よりの強い風が吹くことで、日本海側は連日のようにフェーン現象が発生し、35℃以上の猛暑日になるでしょう。夜間も25℃を下回らない所が多く、寝苦しい夜が続きそうです。昼夜問わずこまめな水分補給を心がけるなど、熱中症対策を心がけましょう。

週間天気 お盆休みに台風7号が本州に直撃か 北陸など日本海側は猛暑続く