ピー・シー・エー(PCA)は8月8日、中堅・中小企業向け固定資産管理システム「PCA 固定資産シリーズ」で、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「電子帳簿ソフト法的要件認証」を取得したと発表した。

オリジナルで読む



 電子帳簿ソフト法的要件認証は、国税関係帳簿を作成・保存する会計ソフトなどの電子帳簿保存法対応ソフトウェアの機能仕様をチェックし、事前に審査・認証する制度。すでに、「PCA 会計シリーズ」「PCA 商魂・商管シリーズ」では認証取得を完了していたが、新たにPCA 固定資産シリーズでの認証取得を行った。

 これにより、「優良な電子帳簿に係る過少申告加算税の軽減措置」の対象範囲で求められている帳簿のうち、仕訳帳、総勘定元帳(PCA 会計シリーズ)、売上帳、仕入帳、購買帳(PCA 商魂・商管シリーズ)、固定資産台帳(PCA 固定資産シリーズ)と、PCAシリーズで幅広く対応することが可能となった。

 これまで、PCA 会計シリーズとPCA 固定資産シリーズの両方を利用している場合、仕訳帳、総勘定元帳は優良電子帳簿要件を満たしていたものの、固定資産台帳が優良電子帳簿要件を満たしておらず、「優良な電子帳簿に係る過少申告加算税の軽減措置」の税務署への届出が難しい状況だった。今年4月に実施したPCA 固定資産シリーズの機能拡張により、会計システムと固定資産システムの一体利用で、固定資産台帳も含めて優良電子帳簿要件を満たせることとなり、「優良な電子帳簿に係る過少申告加算税の軽減措置」の適用がこれまで以上に容易になった。

「PCA 固定資産シリーズ」がJIIMA認証取得