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登録車販売トップ15 首位はヤリス

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎

日本自動車販売協会連合会が、2023年7月の新車販売の車名別ランキングを発表した。

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登録車の7月のランキングは、前年同月比0.9%増の1万8854台を販売したトヨタヤリスが、7か月連続でのトップにつく。

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250の発表で注目が高まるランドクルーザー・シリーズ。ランキング12位の「ランドクルーザーW」は、300(写真)とプラドの合算値だ。    前田惠介

続く第2位には、同2.0%減ながら1万2792台を売り上げたトヨタ・カローラが前月と同位で位置。

また、第3位には同461.1%増(1万2489台)を達成したトヨタシエンタが前月と同位に。

第4位には同94.3%増(9736台)を成し遂げたトヨタ・ノアが1ランクアップで、第5位には同303.6%増(9206台)を記録したトヨタ・プリウスが1ランクダウンで入った。

2023年7月 乗用車ブランド通称名別順位

1位 トヨタヤリス:1万8854台
2位 トヨタ・カローラ:1万2792台
3位 トヨタシエンタ:1万2489台
4位 トヨタ・ノア:9736台
5位 トヨタ・プリウス:9206台

6位 トヨタ・ヴォクシー:8661台
7位 日産ノート:8357
8位 日産セレナ:8066台
9位 トヨタ・アクア:6571台
10位 ホンダ・フリード:6043台

11位 トヨタ・ハリアー:5849台
12位 トヨタ・ランドクルーザーW:5619台
13位 ホンダ・フィット:5428
14位 ホンダステップワゴン:4563台
15位 トヨタ・ルーミー:4433台

以降はトヨタ・ヴォクシー日産ノート、日産セレナトヨタ・アクアホンダ・フリードの順で続き、トップ10のうちの7台がトヨタ車で、日産車が2台、ホンダ車が1台という結果となった。

ランドクルーザー、前年比70%増!

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの好調ぶりが際立った。

受注残の解消を進めたトヨタ・ハリアーは、前年同月比248.2%増(5849台)を記録して第11位に。

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上段が今年のランドクルーザー・ワゴンの月別実績、下段が昨年1年間の実績。「300系」は、ガソリン/ディーゼルともに、今年前半から国内向けの配車が増えていることが分かる。    AUTOCAR JAPAN編集部

プラドと300系の合算となる「ランドクルーザー・ワゴン」は、同70.5%プラス(5619台)という大幅増を達成して第12位に入る。

このうち300系の受注は現在停止されているものの、今年の前半から国内向けの配車台数を増やしていることが、2023年の月別実績(図)から判断できる。

納期を短くするための取り組みが進み、実績に現れた形だ。

また、クロスオーバーを設定するトヨタ・クラウンは同1423.8%増の3200台を販売して第20位にランクイン。

さらに、3月に一部改良を図ったレクサスNX350hは同736.6%増の2493台を登録して第24位に、生産の強化を図ったスズキ・ジムニー・シエラは同160.1%増(2401台)を記録して第25位に。

4月より販売をスタートしたホンダの新型SUVのZR-Vは2364台を売り上げて第26位に、昨年9月に販売を開始したマツダCX-60は1625台を販売して第32位に入る。

また、6月に全面改良した高級ミニバンのトヨタ・アルファード3096台を記録して第21位に、トヨタ・ヴェルファイアは1617台を販売して第33位にランクインした。


トヨタのランクル300、国内向け配車増で12位に浮上 7月の登録車・新車販売ランキング