チェルシーは9日、イングランド代表DFリース・ジェームズ(23)が新キャプテンに就任すると発表した。

チェルシーは長年キャプテンを務めてきたスペイン代表DFセサル・アスピリクエタが、昨シーズン限りで退団。チームには経験豊富なブラジル代表DFチアゴ・シルバもいる中で後任が注目されていたが、クラブは6歳からチームに所属するリース・ジェームズを新キャプテンに任命した。

リース・ジェームズは2017年にファースチーム昇格を果たすと、ウィガンへのレンタルを経て主軸へと定着。これまで公式戦通算147試合に出場しており、チャンピオンズリーグ(CL)などに多大な貢献を果たした。

新シーズンから主将としてチームを牽引することになるリース・ジェームズは、アームバンドを巻く名誉を喜んでいる。

「この役割と責任を引き受けることができて、とても嬉しい。過去にもここには偉大なキャプテンがいた。僕にとって大きな仕事になると理解しているけど、今はとても興奮している」

「僕は人生のほとんどの期間をチェルシーで過ごしてきた。6歳のときからここで学び始めたけど、アカデミーを卒業するのは大変だったよ。でも、そこからこうしてキャプテンになれたのは、僕にとっても家族にとっても素晴らしい気分だ」

また、リース・ジェームズをキャプテンに任命する決定を下したマウリシオ・ポチェッティーノ監督もコメントしており、リーダーシップ発揮への期待を示した。

「これは私とクラブが下した決断だ。リースが今シーズンのキャプテンを務めることを、とても嬉しく思っている」

「彼はチームで模範となっており、チェルシーへの姿勢と献身はプレシーズンを通しても明らかだった。夏のツアー中は誇りを持って腕章を巻いていたし、これからは彼独自のアプローチとアイデアで、チームを率いるというチャレンジに挑むだろう」