ダム

台風6号の影響で、高知県中部で線状降水帯が発生。大雨が降ったことにより、早明浦ダムの緊急放流の可能性が発表され、SNSでも注目が集まった。


■線状降水帯が発生して大雨に

早明浦ダムのある高知県では、10日未明に線状降水帯発生情報が出て非常に激しい雨が降り続いた。

ダムでは雨を貯める洪水調節を行っていたが、ダムに流入する水の量が、貯水できる量の限界を超える恐れがあるとして、同日午後1時より緊急放流する可能性が発表されていた。


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■「四国の水がめ」だが…

実際には予想より流入量が下回ったため、緊急放流は実施されないことに。

ただ早明浦ダムといえば、四国全体に水を供給する「四国の水がめ」として知られているが、夏場にはしばしば貯水率が大幅に低減し、毎年のように渇水が報じられている。

それだけに、緊急放流を検討する事態にまでなったことに、ツイッター(現・X)では地元の人らからの反響が大きく、「早明浦ダム」「緊急放流」がトレンド入りする事態に。


■「ウソだろ!?」驚く声

ユーザーからは「ウソだろ!? と目を丸くしてしまった」「夏の早明浦ダムで水が余るって確かに緊急事態だな」「貯水率100%ってすごいな。聞いたことなくない…?」と驚く声がみられた。

渇水の印象が強い人も多いようで、「枯渇しているイメージしかなかったから見間違えたのかと…」「毎年水不足で枯れてるイメージしかなかったからびっくり」「早明浦ダムと聞いて真っ先に連想するのは、満水による緊急放流よりも『渇水時に出現する旧大川村役場』のほうだと思う」といったコメントも。

さらに、「四国の渇水でおなじみの早明浦ダムが緊急放流間近だったとは。早くおさまりますように」「早く無事に過ぎ去ってくれ…」「四国や九州に雨降らさなくていいから…」と願う声も寄せられた。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

四国のダムが異例の事態で驚きの声 台風の影響も「珍しい状況に…」「ウソだろ!?」