7月21日に日本公開を迎え、すでに累計動員200万人、累計興収30億円を突破する大ヒットを記録している『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(公開中)。本作の大ヒット公開記念舞台挨拶が9日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、日本語吹替え版で声優を務めた森川智之広瀬アリス津田健次郎園崎未恵が登壇した。

【写真を見る】森川智之、津田健次郎らが劇中の名台詞を生披露!男前なセリフに会場は大興奮

トム・クルーズ演じるIMFのエージェント、イーサン・ハントが不可能なミッションに挑む姿を度肝を抜くようなアクションシーンと共に描く「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作となる本作。イーサンに課せられた新たなミッションは、全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけだすこと。しかし、IMF所属前のイーサンの“逃げられない過去”を知るある男が迫り、イーサンと仲間たちは世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることとなる。

長年トムの吹替えを担当し、本作でもイーサンの声を務めた森川が「みなさんどうも、トム・クルーズです」と挨拶すると会場は大盛り上がり。公開週末3日間で興収10億円を突破するなど、2023年に公開された実写洋画作品のなかでもダントツのヒットを記録している本作について森川は「本当にすごいですね、トム」としみじみした表情を浮かべる。

そして「昨年『トップガン マーヴェリック』のジャパンプレミアで、エンドロールの時にトムが僕の前に来てくれて、『また来年、楽しみに待っててね』と握手してくれて。トム本人が皆さんに映画館で楽しんでもらいたいという一心で作って、そんな気持ちが込められている映画ってなかなかないと思います。すべてがすごい、そんな映画です」と熱っぽく語る。

一方、前作の『ミッション:インポッシブルフォールアウト』(18)に続いてヴァネッサカービー演じるホワイト・ウィドウの声を務める広瀬は「前作の収録当時はまだ23歳。未経験のことばかりで戸惑っていたのですが、場数も年齢も重ねたので前回よりは落ち着いてできたかと思います。改めて声優の皆さんってすばらしいなと思いました」とコメント。そんな広瀬は劇中で一人二役に挑戦。ホワイト・ウィドウにグレースが変装するシーンでの広瀬の見事な演じ分けに、もともとグレースの声を務める園崎も太鼓判をおした。

舞台挨拶の終盤には、広瀬がセレクトした“劇中でもう一度聞いてみたい名台詞”を森川、津田、園崎が生披露する一幕も。グレースイーサンに「約束よ。絶対に来て」と伝えるシーンを再現し、森川が「必ず行く。なにがあっても」と答えると会場のボルテージは最高潮に。さらに本作のヴィランガブリエル役の津田が「イーーーサーーーン!!」と劇中の名シーンを再現して叫ぶと、会場中から割れんばかりの大きな拍手が巻き起こっていた。

文/久保田 和馬

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の大ヒット記念舞台挨拶が開催