現地時間2023年8月8日に米カリフォルニア州イングウッドSoFiスタジアムで行われたテイラー・スウィフトの【The Eras Tour】公演で、「シャンペン・プロブレムズ」のパフォーマンス後、観客が約8分間のスタンディング・オベーションで彼女を称えた。

 その瞬間を捉えたファン動画には、観客からの異例の反応に感無量の面持ちの彼女が、拍手喝采が落ち着いたタイミングで、「あれのあとにみんなに何を言えばいいの?」と述べ、「すごく、極めて異常で美しかった。何をしたらいいのか、何て言ったらいいのかわからないよ」と続けている。

 そして、「私は、すべての人と同じように、残りの人生を通してある程度の感情の落ち込みを経験すると言ってもいいと思う。その瞬間に、私はみんながしてくれたことを確実に思い出すよ。そして気分が良くなる。だからありがとう。すごかったよ。クレイジーだった」と感激した様子で話した。

 スタンディング・オベーションが起きたのは、テイラーがSoFiスタジアムで行っていた6公演の最後から2番目の夜だった。【The Eras Tour】の北米日程はこの6公演で終了し、8月24日からは、ラテンアメリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパと世界各地でツアーを行い、2024年に北米で2度目のツアーを行う予定になっている。

 喝采のあとにテイラーは続けて、「私は数十年かけて、さっきのあの気持ちを表す言葉を考え出そうとし続ける。(今)冷静さを取り戻そうとしているんだよ。自分の脳をまったくコントロールできなくなっちゃった。みんなのせいだよ。ショーの残りはただ浮き足立ってるだけだから、ありがとね」とジョークを言った。

 SoFiでの最初の5夜は、魔法のような「exile」の大合唱から、故コービー・ブライアントの娘ビアンカブライアントとテイラーがコンサートの途中で交わした感動的なハグまで、素晴らしい瞬間がぎっしり詰まっていた。このミニ・レジデンシー公演の期間中、「I Can See You」、「Maroon」、「Our Song」、「You Are in Love」、「Death by a Thousand Cuts」、「You're On Your Own, Kid」、「Dress」、「I Know Places」、「King of My Heart」など、質の高いサプライズ・ソングがファンに披露され、ルピタ・ニョンゴ、ミンディ・カリング、ブリー・ラーソン、ケシャ、ゲイル・キングなど多くのスターが来場した。

テイラー・スウィフト、LA公演で8分間のスタンディング・オベーションに感激