10日に行われ、日本ハムが「1-5」で敗れた二軍・ロッテ戦。日本ハム先発を務めたプロ2年目・24歳の北山亘基の投球が物議を醸している。

 同戦の北山は1回裏にいきなり2死二塁のピンチを招くと、三盗を刺そうとした捕手・田宮裕涼の悪送球により1点を失う。続く2回裏にも1死満塁の大ピンチに陥ったところから、勝又琉偉の二ゴロ、福田秀平の2点タイムリー二塁打で3点を失った。

 3回裏も結果的には無失点だったものの、無死一、二塁と3イニング連続で得点圏に走者を背負った北山。この回限りで降板となり、「3回4失点・被安打4・四球4」で敗戦投手となった。

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 北山は3日に登板した一軍・ロッテ戦で「4.2回5失点・被安打6・四球2」とKOされ今季5敗目を喫したことから翌4日に登録抹消に。チームを率いる新庄剛志監督が「肘が下がって、押すような感じでいくボールが多い。そこは直してほしい」と投球フォームの修正を求めたことも伝えられていた。

 北山の二軍戦投球を受けては、ネット上にも「今日も右肘があんまり上がってない印象」、「手投げみたいになってる感じもあるな」、「足上げてから投げるまで全体的に動きが緩くないか?」といったフォームを不安視する声が寄せられた。
 
 一方、中には「もしかして北山どこか痛めてる?」、「球速が最速から約10キロ落ちてるのはおかしくないか」、「フォームが乱れてるのも故障が原因だったりして」といった故障を疑うコメントも見られた。

 「2022年のプロ入りから日本ハムプレーする北山は、最速156キロの直球を武器にしている右腕。今季は開幕直後にリリーフから先発に転向していますが、先発時も最高球速はおおむね150キロ台前半でまとまっていました。ただ、10日の試合の最高球速は148キロ(1球)で、その他は140キロ台前半がほとんどでした。これもあり、ファンの間では何らかのアクシデントが発生しているのではと心配も高まっています」(野球ライター)

 北山の今後については一部から「故障、疲労をケアするためにノースロー調整を行うべきでは」といった指摘も上がっているが、二軍首脳陣はどのように北山の調整を進めていくのだろうか。

文 / 柴田雅人

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