今年1月にヴィッセル神戸からセルティックに移籍した小林友希であるが、今夏はなかなか厳しい立場に立たされている。

昨季は散発的に出場機会を獲得したものの評価を高められず、今夏ブレンダン・ロジャーズ新監督の就任もあって立場が悪化していると言われる。

さらにセルティックは新たなセンターバック2名、スウェーデン代表DFグスタフ・ラゲルビエルケ、フォレンダムのDFシャビエル・ムブヤンバの獲得に近づいているとされる。

『celticway』のライアン・マギンレー記者は小林友希の状況について以下のように書き、できればスコットランドの国内でローン移籍すべきだと主張した。

レンタル移籍の話をすれば、おそらく小林友希の最善の選択は、一時的にクラブを離れることであろう。

セルティックはこれまで特にユース出身の選手について他のスコットランドのチームに貸し出すことで大きな恩恵を受けてきた。

現在ブレントフォードプレーしているクリスフェル・アイエル、そしてボーンマスに所属するライアンクリスティーが代表的な例である。

彼らはそれぞれキルマーノックとアバディーンへとローン移籍して身体的に成長し、ピッチ上で傑出した存在となり、そしてセルティックへと戻ってきた。そしてさらに成長し、イングランドへ進出していった。

同じことが小林友希に起こり得ないと誰が言えるだろうか。彼は今夏代理人を変更したこともあり、どのような選択をするのか興味深い。

セルティックでのスタートが上手く行かなかったとはいえ、Jリーグへのローン移籍は問題外になるだろう。一時的に母国へ戻ることは事実上セルティックでのキャリアの終焉を意味する。井手口陽介のように。

そして彼をどこに送るべきか。小田裕太郎と田川亨介がいるハーツに受け入れてくれることを願うか。アバディーンやセントミレン、セント・ジョストン、ロス・カウンティ、ダンディーのようなチームに送り、キック&ラッシュに慣れさせるのか。

どちらにしろ、小林友希が現在セルティックのトップチームに食い込む可能性はかなり低いことは明らかだ」

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もしハーツに行くとなれば日本人トリオが形成されてなかなか面白いことになるが…。果たして小林友希は今季どこに行くことになるのだろうか、あるいはセルティックに残るのだろうか。

小林友希は「国内でローン移籍すべき。Jリーグ復帰はダメ」。セルティックの現地評