レアル・マドリードが、負傷したベルギー代表GKティボー・クルトワの代役獲得に動き始めたようだ。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 クルトワは10日の午前中に行われたトレーニングで負傷し、左ひざ前十字じん帯の断裂と診断されたことが発表された。近日中に手術を受ける予定で、スペイン紙『マルカ』では少なくとも約5カ月間から約7カ月間の戦線離脱が見込まれることが伝えられている。

 絶対的守護神が2023-24シーズンの大部分を欠場することになったことを受け、レアル・マドリードは代役の獲得が必要に。そこで候補に挙げられているのが、今夏契約満了に伴い、マンチェスター・Uを退団してフリーとなっているスペイン代表GKダビド・デ・ヘアだという。

 報道によると、すでにレアル・マドリードはデ・ヘアの代理人と接触した模様で、加入の可能性について話し始めたようだ。また、同クラブはチェルシーに所属するスペイン代表GKケパ・アリサバラガにも関心を示していることが伝えられており、獲得候補を挙げている状況であることが明らかになっている。なお、ケパにはバイエルンも興味を寄せている模様で、一部では買い取りオプション付きのレンタル移籍でのオファーが提示されていることも報じられており、争奪戦になると見られている。

 そのほか、スペイン紙『アス』では、今年1月からノッティンガム・フォレストへとレンタル移籍し、今夏パリ・サンジェルマンPSG)へと戻ったコスタリカ代表GKケイラー・ナバスにも興味を示していることが伝えられているが、果たしてレアル・マドリードは誰をクルトワの代役として獲得するのだろうか。

レアル・マドリード加入の可能性が浮上したデ・ヘア [写真]=Getty Images