サンフレッチェ広島は11日、横浜F・マリノスのブラジル人FWマルコス・ジュニオール(30)が完全移籍で獲得したことを発表した。

背番号名古屋グランパスへと移籍した森島司が付けていた「10」をつけることとなる。

なお、12日に行われる明治安田生命J1リーグ第23節のガンバ大阪戦の試合後にファン・サポーターへ挨拶をするという。

マルコス・ジュニオールは、フルミネンセ、ヴィトーリアでプレー。2019年に横浜FMへと加入した。

加入1年目は明治安田生命J1リーグで33試合15得点を記録し、チームの優勝に貢献するとともに、得点王をFW仲川輝人(FC東京)と同時受賞していた。

ゴール時には『ドラゴンボール』のキャラクターのパフォーマンスなどで盛り上げ、ファンからも愛されていたマルコス・ジュニオール。トップ下のポジションでプレーし、その後もチームの主軸としてプレー。4シーズン半を過ごしJ1通算135試合37得点、リーグカップ14試合1得点、天皇杯で4試合に出場していた。

今シーズンもJ1で18試合2得点、ルヴァンカップで6試合1得点、天皇杯で2試合に出場していた。

マルコス・ジュニオールは両クラブを通じてコメントしている。

サンフレッチェ広島
「はじめまして。サンフレッチェ広島という伝統あるクラブに加入することができ、嬉しく思います」

「僕のポテンシャルを評価してくれて本当に感謝していますし、ここ何年か新たなチャレンジが必要なのではないかと考えていたので、今回移籍を決めました」

「新たなチャレンジですし、学ばなければならないことがたくさんあると思いますが、いち早くチームに溶け込んで、サンフレッチェのために戦いたいと思います」

横浜F・マリノス
「まずはじめに、ファン・サポーターの皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました

「4年半、このクラブで戦ってきた日々を振り返ると、様々な良い思い出がありますし、どこへ行っても、横浜F・マリノスは僕の心にあります。このクラブでは、仲間であったり、目標の達成であったり、色々なものを得ることができました。そのような達成感があるなかで、僕はこのクラブを去ります」

「今シーズンも、必ずこのクラブが、“我々”がリーグ優勝することを僕は信じています。“我々”と表現する理由は、僕はここまで横浜F・マリノスの選手としてリーグ戦に出場してきたからです。今シーズン、優勝した際には、僕も必ずメダルをもらいたいなと思っています。あらためまして、本当にありがとうございました