安藤サクラが主演を務め、山田涼介Hey! Say! JUMP)が共演する映画『BAD LANDS バッド・ランズ』より、姉と弟を演じる安藤と山田の場面写真が公開された。

【写真】闇深き姉・安藤サクラ×サイコ弟・山田涼介、2人の鋭い目線 映画『BAD LANDS バッド・ランズ』場面写真

 本作は、作家・黒川博行による重厚な小説『勁草(けいそう)』を、『検察側の罪人』や『関ヶ原』などを手掛けてきた原田眞人監督が映画化。

 主演の安藤サクラは、特殊詐欺を生業とする橋岡煉梨(ネリ)を怪演。表の顔はNPO法人の理事長でありながらその実特殊詐欺グループの名簿屋である高城(生瀬勝久)のもとで受け子のリーダー・通称「三塁コーチ」をしながら生きている。自身も生活をする「ふれあい荘」の住人たちを受け子としてしっかりと束ね、体調不良の者が出ると病院へ連れて行くなど面倒見の良い一面もあるため、「ふれあい荘」の住民からの人望は厚い。警察の張り込みにも目ざとく気付き“仕事”を中断する判断力もあり、高城も次から次へ大きな仕事も任せている。

 そして、ネリの弟・矢代穣(ジョー)役には、『燃えよ剣』以来、2度目の原田監督作品の参加となる山田涼介が抜てきされた。気迫のこもった演技で新境地を魅せる山田涼介演じるジョーは、刑務所から出所してきたばかり。他に頼る宛が無く、高城に仕事を紹介してもらおうと姉のネリを頼りにやってきたところから、物語は大きく動き出す——。

 ジョーを高城に紹介し、受けた仕事を2人でこなすようになっていくネリとジョー。仕事の合間ふとした瞬間に、過去に一緒に過ごしていた頃の話やこの先の未来について言葉を交わすようになる。気の置けないようでいて完全には気を許せないその微妙な距離感が、共犯関係である“血の繋がらない姉と弟”の関係性の最大の肝であり大きな魅力となっている。

 そしてこの度、そんなネリとジョーの新たな場面写真が解禁となった! ビリヤード台に手をつき真剣に向かい合っているカットに加え、手に花札を持ったジョーとその隣に座るネリが力強く何かを睨みつけている、“裏社会”での2人の顔が垣間見えるカットの計2点。

 ネリの“生きにくい世界を生き抜く美しさと強さ”を映し出す安藤サクラと、ジョーのネリへの執着を無邪気に演じる山田涼介の2人が魅せる化学反応が、見事なまでに表現する誰も見たことが無い“新たなバディ像”を見せる。

 映画『BAD LANDS バッド・ランズ』は、9月29日より全国公開。

映画『BAD LANDS バッド・ランズ』場面写真 (C)2023「BAD LANDS」製作委員会