ローマは元セルビア代表MFネマニャ・マティッチ(35)を放出する一方、複数新戦力の獲得に迫っているようだ。イタリアスカイ・スポーツ』が報じている。

チェルシーマンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督と苦楽を共にしてきたマティッチ。ユナイテッドを契約満了で退団した昨夏はローマに加入し、モウリーニョ監督とも再会。公式戦50試合に出場するなど中盤の主力の一人としてチームを支えた。

ところが、セリエA開幕まであと少しというこのタイミングでマティッチのスタッド・レンヌ移籍の可能性が浮上。マティッチ本人が移籍を望んでおり、ボーナス込みの300万ユーロ(約4億8000万円)での移籍が決定的になったという。

当初はマティッチをとどめようとしたローマだが、移籍を強行しようとする本人の姿勢を見て、退団を認めることにしたとのこと。マティッチはレンヌとの2年契約で、今とほぼ変わらない額の収入を得ることになるようだが、移籍を望む背景には個人的な理由があるようだ。

また、ローマはすでにマティッチの後釜を手中に収めている模様。アルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス(29)の移籍に関してパリ・サンジェルマン(PSG)と合意に達したようで、移籍金300万〜400万ユーロ(約4億8000万〜約6億4000万円)+ボーナスで7シーズンぶりにローマに戻ってくることになるようだ。

さらに、かねてから獲得に動いていたポルトガル代表MFレナト・サンチェス(25)のローマ加入も間近とのこと。PSGレンタル移籍で合意に達したという。

他のポジションでは、アタランタコロンビア代表FWドゥバン・サパタ(32)のレンタル移籍成立が近く、個人間ではすでに合意済み。クラブ間交渉はまだ続いているようで、アタランタが300万ユーロのレンタル料を望んでいるのに対し、ローマはその額をもう少し下げて、700万ユーロ(約11億1000万円)の買取オプションを加えたいと考えているようだ。

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