9試合ぶりとなる41号を放った大谷(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平は現地時間8月13日(日本時間14日)、敵地で行われたアストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。1点リードで迎えた6回2死走者なしの第3打席、アストロズ2番手左腕、パーカー・ムシンスキーの高めスライダーを捉えて一閃。

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 9試合ぶりのアーチは打球速度110・2マイル(約177キロ)、飛距離448フィート(約137メートル)の特大弾となった。この特大の一発には地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めるマーク・グビザ氏も「ショウヘイ・カブトタイム!打球を粉砕しました!ショウタイム!」とホームランセレブレーションの兜をかぶる時間が来たと語った上で、興奮した様子を隠せなかった。

 試合前には腕の疲労を理由に次回登板を飛ばすことが明かされていたが、その当日にアーチを放ったことで日米のファンの間からも「キター!!」「やはり化けもの!」と疲労困憊の肉体状況ながら、特大アーチを繰り出す異次元パフォーマンスに改めて驚愕の声が上がっていた。

 さらにこの日は9回第4打席に四球で出塁すると、今季17個目となる盗塁を記録。相手悪送球の間に三塁まで陥れた。

 チームは大谷のホームランもあり2-1と勝利し、連敗は2でストップし、借金は「1」となっている。強豪アストロズ相手に何とか一矢報いて同一カード3連敗は免れた。

 大谷は本拠地で行われた3日(同4日)のマリナーズ戦以来、ノーアーチとなっていたが、この一発で両リーグトップの42発を放っているブレーブスマット・オルソン選手に再び1本差に迫り、シーズン56発ペースとなっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平 9試合ぶり特大アーチに「打球を粉砕した!」と米識者も驚愕 手負いの41号にファンからもたたえる声