レアル・マドリードは14日、チェルシーからスペイン代表GKケパ・アリサバラガをレンタル移籍で獲得したことを発表した。なお、レンタル期間は2024年6月30日までとなっている。

 また、レアル・マドリードは現地時間15日の午後1時30分からレアル・マドリード・シティで新選手としてケパのセレモニーを行い、その後、記者会見を開くことも合わせて発表している。

 長らく絶対的守護神に君臨しているベルギー代表GKティボー・クルトワが現地時間10日に行われたトレーニングで負傷し、左ひざ前十字じん帯断裂という重傷を負ったことが発覚したレアル・マドリードは、この緊急事態を受けて今夏の移籍市場でのGKの補強に着手。セビージャ所属のモロッコ代表GKヤシヌ・ブヌ(ボノ)やパリ・サンジェルマンPSG)所属のコスタリカ代表GKケイラー・ナバス、マンチェスター・ユナイテッドを昨シーズン限りで退団したスペイン代表GKダビド・デ・ヘアらへの関心が報じられていたが、最終的にはケパの1年間のレンタルという形で決着を迎えた。

 現在28歳のケパはアスレティック・ビルバオで活躍した後、2018年夏にGK史上最高額となる7100万ポンド(現在のレートで約130億円)でチェルシーに加入。一時は控えに降格したものの、昨シーズン途中に正GKの座を奪還し、ここまで公式戦通算163試合に出場。新シーズンはチェルシーが夏の移籍市場でスペイン代表GKロベルトサンチェスを獲得したことから、熾烈な定位置争いが予想されていたが、クルトワの負傷もあってレアル・マドリードへの移籍を果たし、約5年ぶりのラ・リーガ復帰が決定している。

レアル・マドリードへの移籍が決定したケパ [写真]=Getty Images